参院選目指す新実彰平元アナ 安倍元首相への発言「言葉のプロとして反省」次は政治家として“全力投球”

2024年10月12日 18:38

社会

参院選目指す新実彰平元アナ 安倍元首相への発言「言葉のプロとして反省」次は政治家として“全力投球”
来夏参院選出馬を表明した新実彰平氏 Photo By スポニチ
 来年夏の参院選で京都から日本維新の会公認で出馬することを発表した元カンテレアナウンサーの新実彰平氏(35)が12日、藤田文武幹事長らとともに京都市内で会見。学生の頃に没頭していた野球になぞらえ「全力投球」を誓った。
 京都市出身で大学も京都大学。関西テレビにはアナウンサーとして入社し、しばらくは大阪に在住した時期もあったが、トータルで「30年以上京都です」と、まさに地元密着で当選を目指す。

 アナウンサー時代は報道畑を歩んだが、野球中継の実況も担当した。プレーヤーとしても相当な実力で、京都大学が加盟している関西学生野球連盟の春季リーグで大学4年生の時、首位打者を獲得したほど。同連盟には関西大学や近畿大学など、全国でも屈指の強豪校が所属。そんな全国屈指の選手らを抑えての打率トップで、当時は大きな話題をさらった。

 ポジションは捕手。「1人だけ違う方向を向いて、ボールを受け止めてゲームメイクをしてきました」と話す。

 これまでメディアの人間として、政治家の発言や政策など「有権者に材料を提供したり、社会課題を提起する役目を担ってきた」と振り返り、それはある種、捕手が投手のボールを「受け止める」ような立場だったと考える。ただ、これからは「ピッチャーズマウンドに立つ感じです。まっさらなマウンドに立たされて、さあ投げてみろと、どんな球を投げるのか非常に試されている感じです」と現在の心境を語った。

 アナウンサー時代にはつらい思いもした。今も印象に残っているのは安倍元首相の葬儀の際に「生きて歴史の審判を受けてほしかった」と発言し、SNS上で大炎上した。「私としては強い政治力、多くの影響力を及ぼした方は後世判断をされる、政治家冥利に尽きるという思いで、それを見届けていただきたかったという思いでしたが、今となっては、言葉のプロとしてあの場面ではふさわしくなかった。反省しています」と〝捕手〟としていいキャッチングではなかったと自省。ただ、そのような経験も今後の糧にしたい。“名投手”になるためにまずは「全力投球」を心がけている。

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