参院選目指す新実彰平元アナ 安倍元首相への発言「言葉のプロとして反省」次は政治家として“全力投球”
2024年10月12日 18:38
社会
アナウンサー時代は報道畑を歩んだが、野球中継の実況も担当した。プレーヤーとしても相当な実力で、京都大学が加盟している関西学生野球連盟の春季リーグで大学4年生の時、首位打者を獲得したほど。同連盟には関西大学や近畿大学など、全国でも屈指の強豪校が所属。そんな全国屈指の選手らを抑えての打率トップで、当時は大きな話題をさらった。
ポジションは捕手。「1人だけ違う方向を向いて、ボールを受け止めてゲームメイクをしてきました」と話す。
これまでメディアの人間として、政治家の発言や政策など「有権者に材料を提供したり、社会課題を提起する役目を担ってきた」と振り返り、それはある種、捕手が投手のボールを「受け止める」ような立場だったと考える。ただ、これからは「ピッチャーズマウンドに立つ感じです。まっさらなマウンドに立たされて、さあ投げてみろと、どんな球を投げるのか非常に試されている感じです」と現在の心境を語った。
アナウンサー時代にはつらい思いもした。今も印象に残っているのは安倍元首相の葬儀の際に「生きて歴史の審判を受けてほしかった」と発言し、SNS上で大炎上した。「私としては強い政治力、多くの影響力を及ぼした方は後世判断をされる、政治家冥利に尽きるという思いで、それを見届けていただきたかったという思いでしたが、今となっては、言葉のプロとしてあの場面ではふさわしくなかった。反省しています」と〝捕手〟としていいキャッチングではなかったと自省。ただ、そのような経験も今後の糧にしたい。“名投手”になるためにまずは「全力投球」を心がけている。