石破首相は“恒例”福島スタート 能登含めた被災地支援&物価高騰対策アピール

2024年10月16日 04:40

社会

石破首相は“恒例”福島スタート 能登含めた被災地支援&物価高騰対策アピール
衆院選が公示され、いわき市で第一声を上げる自民党総裁の石破茂首相 Photo By 共同
 第50回衆院選が15日公示され、27日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入った。9党など1344人が立候補。全国289小選挙区と11ブロックの比例代表の計465議席を争う。自民党の派閥裏金事件を受けた「政治とカネ」への対応などが争点。石破茂首相は福島県いわき市から選挙戦をスタートさせた。
 石破首相は小名浜港で選挙戦を開始。裏金事件について「二度と起きないように深い反省の下、この選挙に臨む」と訴えた。

 2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から13年半超。「被災地を中心として新しい日本の経済をつくる。能登とともに日本の再生に懸けていきたい」と声を上げた。震災以降の国政選挙で第一声の場に福島県を選ぶことが多かった安倍晋三元首相、岸田文雄前首相の姿勢を踏襲。「農林水産業を軸とした新しい地方創生」を訴え、聴衆から拍手を浴びた。

 また、新たな経済対策の財源となる2024年度補正予算を巡り、一般会計の歳出が13兆1992億円となった23年度補正予算を上回る規模とする考えを表明。「きちんとした積み上げの下に、昨年の補正予算を上回る大きな予算を成立させたい」と述べた。物価高対策をアピールし、食料品などの価格高騰に苦しむ有権者らを引き付ける狙いだ。

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