小田 3度目の失速で初優勝逃す「小林先輩がうまかった」

2013年10月22日 06:00

ゴルフ

日本オープン最終日
(10月21日 茨城県つくばみらい市 茨城ゴルフ倶楽部・東コース=7320ヤード、パー71)
 思わずため息が漏れた。首位と2打差で迎えた18番パー5。小田がピン奥ラフからの第3打をねじ込みイーグルを奪えば、プレーオフ突入の可能性も高まる。祈りを込めて放ったチップショットは無情にもピン横を通過。悲願のメジャー初優勝を逃し、「話すことはないです。小林先輩がうまかった」とこぼすしかなかった。

 苦い記憶が脳裏をかすめた。首位から出た07年大会、2位から出た昨年大会はいずれも最終日に80を叩いて失速した。今年こそはと“三度目の正直”を期していただけに「朝からショットもパットも悪くなかったが、それでも勝てないのが日本オープンなんですよね」と落胆は大きかった。

 7番では左に曲げたティーショットが木の根元に止まりボギーとなるなど、運もなかった。だが、今大会でのパーオン率は70・83で全体5位、平均パット数は1・6667で同1位の数字が示すように安定感は抜群。「この借りは必ず残りの試合で返したい」と最後は気持ちを切り替えた。

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