打倒ナダルへ ティエム「作戦はある」

2018年06月09日 06:12

テニス

打倒ナダルへ ティエム「作戦はある」
男子シングルス準決勝でマルコ・チェッキナートを破ったドミニク・ティエム(共同) Photo By 共同
 【全仏オープン第13日男子シングルス準決勝 ( 2018年6月8日 )】 第7シードのドミニク・ティエム(24=オーストリア)が4大大会初の決勝進出を決めた。世界72位ながら快進撃を見せてきたマルコ・チェッキナート(25=イタリア)にストレート勝ち。「試合の大きな鍵だった」と語ったのは大接戦だった第2セットのタイブレーク。相手の3本のセットポイントをしのぎ、ティエム自身は5本目のセットポイントで12―10でものにした。第3セットは気落ちした相手を置き去りにした。
 一昨年、昨年と4強止まりだったが、ついに決勝にたどり着いた。相手は全仏85勝2敗とローランギャロスの怪物ともいえるナダル。過去9度の対戦は全てクレーコートで、16年にアルゼンチン・オープン、17年にイタリア国際、そして今年は直近の対戦のマドリード・オープンでナダルに土をつけている。「もちろん難しい相手だけど、どうプレーすればいいかは分かっている。作戦はある」。全仏でのナダル超えを果たせば次世代クレー・キングへの大きな一歩となる。

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