ウォリアーズがスイープでファイナルを連覇 デュラントが２年連続ＭＶＰ ジェームズは移籍か？
2018年06月09日 13:18
バスケット
ＮＢＡファイナルは８日（日本時間９日）にクリーブランドで第４戦を行い、ウォリアーズ（西地区２位）が１０８―８５（前半６１―５２）で地元のキャバリアーズ（東地区４位）を下して４戦全勝。２年連続通算６回目、ここ４年では３回目の優勝を飾った。ファイナルでのスイープ制覇は２００７年のスパーズ（対キャバリアーズ）以来、１１年ぶり通算９回目。ウォリアーズのファイナルでの４戦全勝は、１９７５年（対ブレッツ）以来、４３年ぶりの出来事となった。
第４戦ではステフィン・カリー（３０）が１５本中７本の３点シュートを成功させて両軍最多の３７得点をマーク。「まだ実感が沸いてこないが、すぐにみんなで大騒ぎするよ」と大事な試合でのビッグ・パフォーマンスに納得の表情。第３戦で４３得点を稼いだケビン・デュラント（２９）は２０得点、１２リバウンド、１０アシスト、３ブロックショットを記録し、プレーオフでは自身初のトリプルダブルを達成して２年連続でファイナルのＭＶＰに選出された。
デュラントはファイナル４試合で平均２８・８得点、１０・８リバウンド、７・５アシストをマーク。「長い旅だった。毎日、一生懸命に頑張った成果だ。こんなチームメートと一緒にプレーできてとてもうれしい。すぐれた人間で、しかもすぐれた選手がいればチームをきちんと助けることができる」と感無量の面持ちだった。デュラントはすでにウォリアーズ残留への意思を示しており、来季は“スリーピート（３連覇）”へのチャレンジが注目を集めることだろう。
キャバリアーズは試合開始早々から後手に回り、第２Ｑに２度１点をリードしたものの、第３Ｑで１３―２５と失速して完敗。自身８年連続９回目のファイナル出場となったレブロン・ジェームズ（３３）は４１分出場して２３得点、７リバウンド、８アシストを稼いだものの、２５点差に開いた第４Ｑの残り４分３秒でベンチに下がった。
ケビン・ラブ（２９）は１３得点、９リバウンドをマークしたが、このシリーズでは今ポストシーズンでキャバリアーズの躍進に貢献してきたベンチ・プレーヤーの“援護射撃”が最後まで不発。３点シュートで今季４３・６％の成功率を誇っていたカイル・コーバー（３７）は第４戦でも５本すべてを失敗し、ファイナルでの３点シュートは計１６本放って１本しか決まらなかった。セルティクスとの東地区決勝の７試合では４４本放って２０本成功。しかしウォリアーズとのファイナルでは最後までシューティング・タッチが戻らなかった。
これでシーズン・オフとなるが、注目されているのはジェームズの去就。自身が保有している来季年俸３５６０万ドル（約３８億８０００万円）の契約オプションを放棄して来月にＦＡとなると見られており、キャバリアーズのユニフォームを着るのはこれが最後になる可能性が大。すでに７６ｅｒｓやレイカーズが移籍先の候補に挙がっているが、９年連続のファイナル出場をどのチームで目指すのかは、世界中の関心事になるだろう。
＜第４戦のチーム記録＞
▼ＦＧ成功率＝キャバリアーズ（３４・５％）、ウォリアーズ（４５・３％）
▼３点シュート成功率＝キャバリアーズ（２９・６％）、ウォリアーズ（３６・８％）
▼ＦＴ成功率＝キャバリアーズ（６８・０％）、ウォリアーズ（１００％）
▼リバウンド＝キャバリアーズ（４４）、ウォリアーズ（４４）
▼アシスト＝キャバリアーズ（２１）、ウォリアーズ（２５）
▼スティール＝キャバリアーズ（５）、ウォリアーズ（７）
▼ブロック＝キャバリアーズ（５）、ウォリアーズ（１３）
▼ターンオーバー＝キャバリアーズ（１１）、ウォリアーズ（１０）
▼速攻ポイント＝キャバリアーズ（１０）、ウォリアーズ（５）
▼ペイント内ポイント＝キャバリアーズ（３８）、ウォリアーズ（３８）
▼ベンチスコア＝キャバリアーズ（３０）、ウォリアーズ（２６）
＜個人記録＞
▼チーム最多得点＝ジェームズ（キャバリアーズ＝２３）、カリー（ウォリアーズ＝３７）
▼チーム最多リバウンド＝ラブ（キャバリアーズ＝９）、デュラント（ウォリアーズ＝１２）
▼チーム最多アシスト＝ジェームズ（キャバリアーズ＝８）、デュラント（ウォリアーズ＝１０）
＜２０１８年ファイナル成績＞
▼第１戦（５月３１日）〇ウォリアーズ１２４―１１４キャバリアーズ●
▼第２戦（６月３日）〇ウォリアーズ１２２―１０３キャバリアーズ●
▼第３戦（６月６日）〇ウォリアーズ１１０―１０２キャバリアーズ●
▼第４戦（６月８日）〇ウォリアーズ１０８―８５キャバリアーズ●
＊日付は米国時間
デュラントはファイナル４試合で平均２８・８得点、１０・８リバウンド、７・５アシストをマーク。「長い旅だった。毎日、一生懸命に頑張った成果だ。こんなチームメートと一緒にプレーできてとてもうれしい。すぐれた人間で、しかもすぐれた選手がいればチームをきちんと助けることができる」と感無量の面持ちだった。デュラントはすでにウォリアーズ残留への意思を示しており、来季は“スリーピート（３連覇）”へのチャレンジが注目を集めることだろう。
キャバリアーズは試合開始早々から後手に回り、第２Ｑに２度１点をリードしたものの、第３Ｑで１３―２５と失速して完敗。自身８年連続９回目のファイナル出場となったレブロン・ジェームズ（３３）は４１分出場して２３得点、７リバウンド、８アシストを稼いだものの、２５点差に開いた第４Ｑの残り４分３秒でベンチに下がった。
ケビン・ラブ（２９）は１３得点、９リバウンドをマークしたが、このシリーズでは今ポストシーズンでキャバリアーズの躍進に貢献してきたベンチ・プレーヤーの“援護射撃”が最後まで不発。３点シュートで今季４３・６％の成功率を誇っていたカイル・コーバー（３７）は第４戦でも５本すべてを失敗し、ファイナルでの３点シュートは計１６本放って１本しか決まらなかった。セルティクスとの東地区決勝の７試合では４４本放って２０本成功。しかしウォリアーズとのファイナルでは最後までシューティング・タッチが戻らなかった。
これでシーズン・オフとなるが、注目されているのはジェームズの去就。自身が保有している来季年俸３５６０万ドル（約３８億８０００万円）の契約オプションを放棄して来月にＦＡとなると見られており、キャバリアーズのユニフォームを着るのはこれが最後になる可能性が大。すでに７６ｅｒｓやレイカーズが移籍先の候補に挙がっているが、９年連続のファイナル出場をどのチームで目指すのかは、世界中の関心事になるだろう。
＜第４戦のチーム記録＞
▼ＦＧ成功率＝キャバリアーズ（３４・５％）、ウォリアーズ（４５・３％）
▼３点シュート成功率＝キャバリアーズ（２９・６％）、ウォリアーズ（３６・８％）
▼ＦＴ成功率＝キャバリアーズ（６８・０％）、ウォリアーズ（１００％）
▼リバウンド＝キャバリアーズ（４４）、ウォリアーズ（４４）
▼アシスト＝キャバリアーズ（２１）、ウォリアーズ（２５）
▼スティール＝キャバリアーズ（５）、ウォリアーズ（７）
▼ブロック＝キャバリアーズ（５）、ウォリアーズ（１３）
▼ターンオーバー＝キャバリアーズ（１１）、ウォリアーズ（１０）
▼速攻ポイント＝キャバリアーズ（１０）、ウォリアーズ（５）
▼ペイント内ポイント＝キャバリアーズ（３８）、ウォリアーズ（３８）
▼ベンチスコア＝キャバリアーズ（３０）、ウォリアーズ（２６）
＜個人記録＞
▼チーム最多得点＝ジェームズ（キャバリアーズ＝２３）、カリー（ウォリアーズ＝３７）
▼チーム最多リバウンド＝ラブ（キャバリアーズ＝９）、デュラント（ウォリアーズ＝１２）
▼チーム最多アシスト＝ジェームズ（キャバリアーズ＝８）、デュラント（ウォリアーズ＝１０）
＜２０１８年ファイナル成績＞
▼第１戦（５月３１日）〇ウォリアーズ１２４―１１４キャバリアーズ●
▼第２戦（６月３日）〇ウォリアーズ１２２―１０３キャバリアーズ●
▼第３戦（６月６日）〇ウォリアーズ１１０―１０２キャバリアーズ●
▼第４戦（６月８日）〇ウォリアーズ１０８―８５キャバリアーズ●
＊日付は米国時間
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