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松山“吉兆ペア”スコットと同組 自己最高5位の15年再現

2019年04月11日 05:30

ゴルフ

松山“吉兆ペア”スコットと同組 自己最高5位の15年再現
練習場で調整する松山(左) Photo By 共同
 ゴルフの祭典マスターズは11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。9日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、松山英樹(27=LEXUS)は13年王者のアダム・スコット(38=オーストラリア)と同組になった。15年に大会過去最高の5位に入った際、練習ラウンドでともに回ったスコットとの組み合わせは“吉兆”となるかもしれない。
 1番から9ホールを回った練習ラウンド中は崩れなかった松山の表情が、少しだけ和らいだ。9日に発表されたA・スコット、カイル・スタンリーとのペアリングを聞いた時だ。

 「2人とも回りやすいのでよかった。それでいいスコアになればいい。気を使わずに回れるので」

 過去最高の5位に食い込んだ15年大会で練習ラウンドをともに行ったのがA・スコットだった。過去にも複数回、回ったことのある好印象の相手。13年大会王者との組み合わせは、松山にとって好結果につながる可能性もある。

 不安はある。2週前のWGCデルテクノロジーズ・マッチプレー出場後に風邪をひいた。試合のないオープンウイークは「ずっと寝ていた。感覚は何もない」という。それでも、限られた時間の中で調整を重ねてきた。フラストレーションは「たまっている」と率直に口にするが「あと1日でどうにかしたい」と前を向く。

 難コースとして知られるオーガスタ・ナショナルGC。今大会に向けて改造された5番が松山に立ちはだかる。昨年から40ヤード延びて495ヤードとなったパー4。この日はティーショットをフェアウエーに置くも、6Iでの第2打はグリーン奥にこぼれた。ピンが奥に切られると、ロングアイアンで止めるのは至難の業。「見た目はそこまで変わらないが、実際に打つと長い。そのギャップが難しい」。新5番の攻略が、スコアを左右する。

 自身の状態については「分かりません」と多くを語らなかったが、4年連続でトップ20と相性のいい大会であることは事実。最後まで粘り強く調整を続け、悲願のメジャー初制覇をつかみたい。

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