錦織 格下に苦戦…2年連続3回戦進出も課題「分かってはいる」

2019年08月30日 05:30

テニス

錦織 格下に苦戦…2年連続3回戦進出も課題「分かってはいる」
<全米オープン第3日 錦織圭・ブラッドレイ・クラン>第4セット、ボールに飛びつく錦織圭(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【テニス・全米オープン第3日 ( 2019年8月28日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )】 男子シングルスの2回戦を行い、昨季4強で第7シードの錦織圭(29=日清食品)は世界ランク108位のブラッドリー・クラーン(29=米国)と対戦し、6―2、4―6、6―3、7―5で2年連続7回目の3回戦進出を決めた。浮き沈みの激しい試合展開で2時間44分と苦戦し、次戦へ課題を残した。
 開幕前。10度目の全米、39度目のグランドスラムの戦い方を問われた錦織は苦笑いしながら答えた。「分かってはいるけど、毎回思い通りにならないので」。その言葉通り、2回戦で初対戦の格下に思わぬ苦戦を強いられた。

 第1セットをわずか28分で先取し、迎えた第2セットも4―2とリード。しかしそこからミスが続き、4ゲームを連取されてこのセットを落とした。第4セットも5―1と優位な状況から再び一気に崩れ5―5に。左利きビッグサーバーから放たれる最高214キロの高速サーブに手を焼いた。

 開幕前から口にしていた「自信がない」ことの影響は「かけらくらいはあるかな」と否定せず「簡単なミスが相次いで、彼を生き返らせてしまった」と反省した。初戦で課題にしていたサーブも低調で、第1セットのファーストサーブ成功率は35%。「気にしていなくはない。ちょっと30%は珍しいので…ストレスがたまる1セット目だった」と明かした。

 それでも初戦は相手選手の途中棄権で47分で終わっていただけに、長引いた試合時間にも「僕はたくさんテニスをする必要があった」と前向き。3回戦へ「この試合が役立つと思う」と自らに言い聞かせるように力を込めた。今大会はWOWOWで放送。

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