暫定首位の比嘉は宮里藍の弟弟子「2位と差がいくらあっても不安」

2019年08月30日 18:19

ゴルフ

暫定首位の比嘉は宮里藍の弟弟子「2位と差がいくらあっても不安」
<KBCオーガスタ2日目>18番、イーグルを狙う比嘉(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフ RIZAP・KBCオーガスタ第2日 ( 2019年8月30日    福岡県糸島市 芥屋GC=7103ヤード、パー72 )】 プロ3年目の比嘉一貴(22=フリー)がコース記録タイの63をマークし、暫定首位に躍り出た。
 前日の未消化分を含めこの日は27ホールで14バーディーを奪う猛チャージを見せた。それでも本人の表情はさえない。「昨日から凄くショットが荒れていた。調子とスコアがかみ合っていないような。パットが入っていなかったら予選を通過していませんでした」。そう振り返るように、第1ラウンドのフェアウエーキープ率は35・71%でランク122位と不調だったが、それを好調なパットでカバーした。

 前週のセガサミーで気付いたことがあった。「ずっとパットが入らなくて鏡を使ってチェックしたり、ビデオを撮ったり、いろんな人に聞いたりしていた。それで癖というか入らない時は右肩がかぶっている(体の正面側に右肩が出ている)ことが分かった」と振り返る。その癖を意識して打つようにしたところ、セガサミーの最終日の後半から調子が良くなったという。

 63は日本ツアーでの自己ベスト。海外では2018年にバングラディッシュで開催されたADTツアーのBTIオープン初日に62の自己ベストをマークしている。

 昨年下部ツアーのAbemaTVツアーツアーで初優勝し、レギュラーツアーでも賞金シードを獲得した。

 沖縄出身で本部高時代に宮里藍さんの父でレッスンプロの優さんに師事。全日本高校選手権春季大会で優勝し東北福祉大時代には日本オープンのローアマにも輝いている。身長1メートル58、体重67キロと小柄だがショット、パットともに安定した歯切れのいいゴルフが持ち味だ。

 第2ラウンドを首位で通過すればツアーでは初体験。この大会は過去2度出場し、いずれも予選落ちしているが、今週は優勝争いを引っ張る形で決勝ラウンドに挑む。

 「(2位との)差がいくらあっても不安な状態。何とかフェアウエーキープ率を上げないと何打差あってもすぐに追いつかれる。不安は凄くある」と冷静に話していた。

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