桐蔭学園 ピッチ内外で東福岡丸裸 入念ミーティング&分析で単独Vへ万全

2020年01月05日 05:30

ラグビー

桐蔭学園 ピッチ内外で東福岡丸裸 入念ミーティング&分析で単独Vへ万全
パスを放る桐蔭学園SO伊藤主将 Photo By スポニチ
 【第99回全国高校ラグビー準決勝   桐蔭学園ー東福岡 ( 2020年1月5日    東大阪市・花園ラグビー場 )】 全国高校ラグビーは、5日に準決勝2試合が行われる。悲願の単独優勝を狙う東のAシード・桐蔭学園(神奈川)は4日、神戸市内のグラウンドで2時間以上の練習を実施。前日3日から計4時間以上のミーティングを開くなど、今大会絶好調の宿敵・東福岡に対しピッチ内外で対策を練った。
 桐蔭学園の前日練習は調整にとどまらなかった。大外まで速く展開する東福岡の攻撃を控え組が“完コピ”。主力はラインを乱さず“面のディフェンス”で抑える確認に時間を割いた。「ニュージーランドみたいなシステム。バックスは展開力もあるし、スキルも高い」。藤原秀之監督は準々決勝で9トライの相手の勢いを警戒した。

 東福岡とは第90回大会決勝の両校優勝など1勝1分け3敗。昨年の準決勝で花園初勝利を挙げ、昨春の全国選抜でも67―21と大勝したが、もはや参考にならない。前回王者・大阪桐蔭を撃破した前日は宿舎へ戻り、2時間のミーティング。この日も練習前に2時間以上話し合ったが、「終わりませんでした」とSO伊藤主将。相手の分析に加えて複数ある対応策の選択に時間をかけており、「帰ってからまたやります」。藤原監督は「今大会は全体的に長い。過去の大会より長いかもしれない」と苦笑いした。

 伊藤自身は上り調子だ。大阪桐蔭戦では自陣ゴール前からのカウンタートライを演出するなど抜群の動きを披露し、指揮官を「状況判断、攻撃のタイミングが全て合っていた」とうならせた。福岡出身で、東福岡には中学時代のチームメートも多い。チームも自身も因縁がある相手との決戦へ「ワイドなアタックをどう抑えるか」とイメージを口にした。

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