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新体操・喜田純鈴、3番手から逆転五輪切符へスパート「表現の部分はまだプラスしていける」

2020年01月31日 05:30

新体操

新体操・喜田純鈴、3番手から逆転五輪切符へスパート「表現の部分はまだプラスしていける」
練習を公開する喜田純鈴(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 新体操個人総合で19年世界選手権代表の喜田純鈴(すみれ、19=エンジェルRG・カガワ日中)が30日、都内で公開練習を行った。この日は、昨年末に演技のテンポアップを図り曲変更をしたボールと、前日に構成を変えたフープを入念に確認。「今は新しい演技を仕上げている段階。表現の部分はまだプラスしていけると思う」と向上を誓った。
 五輪代表を争うライバルの皆川夏穂(22)、大岩千未来(ちさき、18=ともにイオン)らとともに新体操王国・ロシアで練習していたが、18年9月に拠点を地元・香川県に移した。現在は新体操を始めた4歳の時から師事する劉宇(リュウユ)コーチの指導の下、県内の体育館を転々としながら練習を重ねる。「気持ち的には日本にいた方が、安心感がある。戻ってきて良かった」と笑顔を見せた。

 五輪代表枠は最大2人で、喜田は3番手。「五輪の舞台で、自分の納得できる演技ができれば幸せ。出場枠を獲得できるように練習したい」と代表入りへスパートをかける。

 ▼喜田 純鈴(きた・すみれ)2001年(平13)1月11日生まれ、香川県出身の19歳。新体操をしていた両親の影響で、4歳から競技を開始した。中学1年で出場した13年の全日本選手権で、個人種目別フープとクラブで史上最年少優勝。17年から新体操日本代表の個人選手に選出された。好きな食べ物はみかんといちご。1メートル65、47キロ。

 ▽新体操の東京五輪への道 出場枠は各国・地域最大2人。個人の出場枠は19年世界選手権の個人総合の結果で16枠、20年4月のW杯個人総合シリーズ4大会のうち成績が良い3大会の結果で3枠、各大陸選手権で5枠(選手個人に付与)が決まる。日本は昨年の世界選手権で1枠のみの獲得。喜田はW杯の出場3戦合計のポイントで上位選手に与えられる五輪切符を狙う。

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