スポクラ野口啓代「全集中」でリードV 決勝も“貫禄”唯一完登

2020年11月02日 05:30

スポーツクライミング

スポクラ野口啓代「全集中」でリードV 決勝も“貫禄”唯一完登
リードの女子決勝で完登し笑顔の野口 Photo By 共同
 スポーツクライミングの国内トップ選手が争う特別大会が1日、愛媛県西条市で行われ、来夏の東京五輪代表に決まっている女子の野口啓代(31=TEAM au)がリードを制した。

 大人気漫画「鬼滅の刃」にハマる31歳が、貫禄のパフォーマンスを見せた。予選を完登すると、8人の決勝も唯一の完登。「2度完登できて、練習の成果が表れてきている」。体を折り畳みながらホールドをつかむ難しい局面も「全集中」で乗り切り、「狭さを嫌がらずにこなせた」と振り返った。

 これまで決勝は勝負カラーの赤いリボンで髪を束ねて壁と対峙(たいじ)していたが、この日は知人にもらったピンクのリボンをチョイス。「鬼滅の刃」で好きなキャラクター・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)の髪と同じ色で、軽快に高度を稼いだ。

 東京五輪を最後に現役を引退する。新型コロナウイルスの影響で国際大会の見通しは立たないが、「国内大会でいい登りをして、五輪に備えたい」と気合十分。日本クライミング界の大黒柱が、金メダルの夢を追う。

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