ルーキー豊作、1年生3人が区間新!順大のスーパールーキー・三浦「レースプラン通り」

2020年11月02日 05:30

駅伝

ルーキー豊作、1年生3人が区間新!順大のスーパールーキー・三浦「レースプラン通り」
1区で区間新記録をマークした順大・三浦龍司(代表撮影) Photo By 代表撮影
 【全日本大学駅伝 ( 2020年11月1日    愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮の8区間106・8キロ、スタート時の天候=晴れ、湿度67%、北の風2・1メートル )】 【順大・三浦 1区27分7秒】順大の1区を務めたスーパールーキー・三浦は区間記録を18秒更新する27分7秒の区間新で堂々の3大駅伝デビューを飾った。ラスト300メートルでスプリンター並みのスパートをかけて後続を突き放し、「ラスト勝負で前に出られれば良いと思っていたのでレースプラン通り。良い記録を出せてチームに貢献できた」とうなずいた。
 3000メートル障害で日本歴代2位の記録を持ち、先月17日の箱根駅伝予選会ではハーフマラソンの20歳以下日本最高となる1時間1分41秒をマークした実力をいかんなく発揮。箱根駅伝はどの区間も倍以上の距離になるが、「短い距離でもまだ伸びるイメージを持てたので箱根につなげられたら」と予行演習にもなったようだ。

 箱根路の前に、まずは12月4日の長距離種目の日本選手権(大阪)で本職の東京五輪参加標準記録(8分22秒)突破を狙う。「スタミナは成長できたので、スピードと体のメリハリを戻していけば優勝と標準タイムは見えてくる」と五輪切符を見据えた。

 【東海大・石原 4区33分16秒】東海大の石原翔太郎が4区(11・8キロ)で33分16秒の区間新記録をマーク。チームを11位から6位に押し上げると「走る前から狙っていた。大きく記録を更新することができてうれしい」とはにかみながら語った。たすきを受け取ったときは心配だったというが、自分の走りで不安を払拭(ふっしょく)。箱根駅伝デビューも期待される18歳は「夏合宿は30キロくらい走れた」と距離にも自信を見せた。

 【青学大・佐藤 5区35分47秒】順大の三浦に負けじと、青学大の佐藤一世も5区で35分47秒の区間新記録をマーク。4位で受けたたすきをトップと10秒差の2位まで押し上げ「先頭との差を縮める役割は最低限できた。区間新はうれしい」と笑顔。昨年の全国高校駅伝の1区で日本人歴代最高記録を叩き出した逸材は、ライバル三浦の躍進に「正直ちょっとビビっているけど、次同じ区間になったら勝ちます」と宣戦布告した。

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