前田、2位も意地の自己新「最後にペースを上げられなかった悔しさもある」

2021年02月01日 05:30

マラソン

前田、2位も意地の自己新「最後にペースを上げられなかった悔しさもある」
メダルを手に笑顔の前田 Photo By スポニチ
 【大阪国際女子マラソン ( 2021年1月31日    大阪市・長居公園南西口発、ヤンマースタジアム長居着の長居公園周回路=1周2.8キロを15周 )】 東京五輪代表の前田穂南(24=天満屋)は「足に来た」と14キロ手前で脱落した。2時間23分30秒の2位に「途中から苦しかった。最後にペースを上げられなかった悔しさもある」と表情を変えずに振り返った。
 新型コロナウイルスの世界的感染に伴い、恒例の米国高地合宿をできなかった。帰国後の2週間の隔離を避けるために、国内で練習を積んだ。起伏に富んだ土地での走り込みができず、下半身強化が思うように進まなかった。昨年末に左ふくらはぎを痛めて1日休んだことよりも影響が大きく、武冨豊監督は「高地合宿をしないことで私にペース設定の迷いが出た」と調整の難しさを口にした。この日、「足に来た」ことと無縁ではなかった。

 圧勝した19年のMGC以来、1年4カ月ぶりの42・195キロだった。日本新を逃したものの、「タイムを意識して粘って足を動かした」と踏みとどまった。自己記録を18秒更新したのは底力。次戦となる五輪へ「金メダルを目指したい」と目標はぶれなかった。

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