アイラにI love you!大阪が名古屋Dに逆転勝利 アイラ・ブラウンが「ダブルダブル」の活躍

2021年03月06日 20:02

バスケット

アイラにI love you!大阪が名古屋Dに逆転勝利 アイラ・ブラウンが「ダブルダブル」の活躍
<大阪・名古屋D>西地区3位の名古屋Dとの直接対決に勝利し、インタビューで「サイコーです!」と叫ぶ大阪のアイラ・ブラウン Photo By スポニチ
 【Bリーグ第26節   大阪94ー86名古屋D ( 2021年3月6日    おおきにアリーナ舞洲 )】 西地区4位の大阪は同地区3位の名古屋Dを94―86で下し、今季24勝目(17敗)を挙げた。日本人エースの橋本拓哉(26)が右アキレス腱(けん)断裂で戦線離脱という中、帰化選手で元日本代表のアイラ・ブラウン(38)を中心に全員が奮起し逆転勝利。チームは7日の2回戦に勝てば、チャンピオンシップ(CS)出場圏内の3位に浮上する。
 大阪が名古屋Dとの直接対決を制した。前半こそ3点シュートの成功率が50%と効率よく攻められ5点差で折り返したが、後半は司令塔であるPGの部分のマッチアップを変化させることで守備を修正。攻守の切り替えを速くすることで逆転に成功した。第1QにBリーグ通算4人目となる200ダンクを達成するなど24得点、10リバウンドの“ダブルダブル”で勝利に貢献したブラウンは「全員でハードにプレーして勝つことができた。ルーキーを含めて全員がステップアップできた」と白い歯をこぼした。

 Bリーグ5年目にして初のCS進出を実現させるためにも、この一戦にかける思いは特別だった。3日に行われた前節の信州戦で悪性リンパ腫の療養のため、チームを離れていた天日謙作ヘッドコーチ(HC=54)が復帰。7点差で勝利し、指揮官の現場復帰に花を添えた一方、チームに不穏な空気が漂った。日本人エースの橋本が第4Q中盤に右足を負傷し途中退場。チームは5日、右アキレス腱(けん)断裂で全治8カ月との診断を受けたと発表した。

 橋本は今季、チーム2番目となる1試合平均13・4得点を挙げ、2月のアジアカップ予選では日本代表にも選出されていた。痛手という一言では済まないエースの離脱。だが、嘆いている場合ではない。この日、橋本の背番号である「14」がプリントされたシューティングシャツを着用し、コートに入場したブラウンは「全員で拓哉の穴を埋めていかないといけない。自分はよりアグレッシブなプレーで拓哉の分まで得点を稼ぐスコアラーになりたいし、周りを生かせるプレーヤーにならないといけない」と決意を新たにした。

 7日に行われる2回戦に勝てば、名古屋Dと勝敗数で並び、かつ、直接対決の結果でCS進出圏内の西地区3位に浮上する。「何よりも大事なことはプレーオフに進むこと。絶対に倒さないといけない相手なので、エナジーを持って戦いたい」とブラウン。強敵に連勝し、一気に勢いを加速させる。 

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