森田遥が首位タイ浮上! 抜群のコントロールショットで7バーディー

2021年03月06日 05:30

ゴルフ

森田遥が首位タイ浮上! 抜群のコントロールショットで7バーディー
通算10アンダーでホールアウトした森田遥はギャラリーの声援に応える(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース第2日 ( 2021年3月5日    沖縄県 琉球GC=6561ヤード、パー72 )】 ツアー未勝利の西郷真央(19=大東建託)とツアー1勝の森田遥(24=新英ホールディングス)が通算10アンダーで首位に並んだ。
 沖縄特有の風の中、森田が技ありのコントロールショットでバーディーを重ねた。全てパー4の9番、10番、14番。それぞれ139ヤード、142ヤード、119ヤードと異なる距離の第2打を、同じ9Iでチャンスに運んでスコアを伸ばした。

 「昨日回ってみて守ったり、攻めたりの自信がついた。間の番手が多かったんですけど、そこをうまくコントロールできました」。19歳の西郷と並ぶ首位に浮上した24歳が復活へののろしを上げた。

 ツアー本格参戦2年目だった17年に初優勝し、その年の賞金ランキングは13位。しかし、その後は18年の25位、19年の52位と年を追うごとに順位を落とし「心がキャパオーバーしていました」。さらに昨年は出場した13試合のうち、予選落ちが10度の大不振。自身で手配する大会期間中のホテルは、予選落ちを前提に予約をするほど苦しんだ。「結構メンタル面で…。自信のない一年だった」と吐露した。

 このオフは原点回帰がテーマで「もう一度、自分を確認する」。ショットの構えから見つめ直し基礎練習を反復した。首位に立つのは19年の大王製紙エリエール・レディース以来の約1年4カ月ぶり。「不安の方が大きかった」と迎えた21年初戦で「昨日、今日で自信がついた」と明るい表情も戻ってきた。

 「去年と違ってギャラリーの方と会えた。見られているのが、力になるタイプなので」。久しぶりの観客の応援もパワーに変えて、復活の4年ぶり2勝目を目指す。

 ◆森田 遥(もりた・はるか)1996年(平8)7月19日生まれ、香川県高松市出身の24歳。9歳でゴルフを始め、13年に日本女子アマ優勝。米下部ツアーを経て16年から国内ツアー本格参戦し、17年の北海道meijiカップで初優勝。両親はともに中国出身の元卓球選手。1メートル64。血液型はO。

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