横審、白鵬は7月名古屋場所で最終判断「もう1回チャンスを…結果次第では厳しい意見も」

2021年03月29日 19:05

相撲

横審、白鵬は7月名古屋場所で最終判断「もう1回チャンスを…結果次第では厳しい意見も」
横綱・白鵬 Photo By スポニチ
 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は29日、東京都内のホテルで定例会合を開いた。右膝負傷のため春場所で5場所連続休場した白鵬(36=宮城野部屋)らについて協議し昨年11月に決議した「注意」の措置を継続し、7月の名古屋場所の結果を見て最終判断するとの意見でまとまった。横審の定例会合は2場所ぶり。初場所後は緊急事態宣言発令中のため開かれなかった。
 この日は勝野義孝委員(弁護士)をのぞく7委員が出席。横綱のあり方などを含め議論を交わたという。白鵬に関しては厳しい意見も出たが、継続措置とした理由は、(1)初場所はコロナ感染の休場で止む得ない(2)春場所は2日間出場する(3)名古屋場所で進退を懸けると明言している、の3点。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)を呼んで確認した八角理事長(元横綱・北勝海)を通じ、白鵬の名古屋場所に覚悟を決めて臨む決意も確認したという。矢野弘典委員長(80=産業雇用安定センター会長)は「もう1回チャンスを与えようということ。7月の結果次第では厳しい意見も出る」と話した。

 また春場所中に引退した鶴竜(35=陸奥部屋)に対しては「注意を真摯に受け止めて横綱としての責任を果たせず引退を決断したと判断した。今後は後進の指導に励んでほしい」と話した。

 白鵬は初場所を新型コロナウイルス感染で全休。春場所では初日から2連勝したが、古傷の右膝の状態が思わしくなく3日目から休み、手術を受けた。師匠の宮城野親方によると、次に出場する場所に進退を懸ける意向。5月の夏場所は全休する見通しで、7月の名古屋場所での復帰を見据えている。

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