植草歩 香川強化委員長解任受けコメント 連盟へ「迅速にご対応いただき感謝」

2021年04月09日 19:34

空手

植草歩 香川強化委員長解任受けコメント 連盟へ「迅速にご対応いただき感謝」
植草歩 Photo By スポニチ
 東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩(28=JAL)が香川政夫強化委員長(65)からパワーハラスメントを受けたと訴えた問題で、全日本空手道連盟(全空連)が9日、臨時の常任理事会と理事会を開き、同氏の解任を決議。これを受けて同日、植草がコメントを発表し、同連盟に対して「皆様のご尽力により、迅速にご対応いただき感謝しております」と感謝するとともに、「選手と指導者がお互い尊重しあえる風通しのいい環境がスポーツには必要だと思います。今回の結果がその一歩となることを強く望んでいます」とした。
 この問題では植草が「竹刀で目を突かれた」と訴え、3月31日の倫理委員会で認定。香川氏は今月7日、選手強化委員長と理事を辞任する意向を6日に全空連に伝えたことを明らかにし、同選手に対しては「細部への気遣いが及ばなかったことは申し訳なく、大変悔やまれるばかりです」と文書で謝罪した。

 植草のコメント全文は以下の通り。

 この度は、全日本空手道連盟の皆様のご尽力により迅速にご対応いただき感謝しております。また多くの応援メッセージや同じような体験をされた方からも励ましのお手紙等をいただきました。これらのメッセージは私の支えになっております。本当にありがとうございます。人それぞれ立場も違えば感じ方も異なるので、空手界の一部で起こっている私への批判等も覚悟の上で精一杯勇気をもって行動しました。

 学生時代から師範の下で指導を受け、同じ目標に向かってやってきたつもりですが、ある時から師範の思い描く道と私が求めていく道が変わっていき、衝突が多くなりました。そんな中でもコミュニケーションをとることを心掛けていましたが、理解されず苦しい思いをすることが多くなっていきました。選手と指導者は立場が異なるので、考え方に違いが生じることは当然かもしれませんが、その前提として、選手と指導者がお互い尊重しあえる風通しのいい環境がスポーツには必要だと思います。今回の結果がその一歩となることを強く望んでいます。

 私は東京オリンピックで優勝する為に引き続き努力していきます。また。これからも多くの方に空手が楽しい競技ということを伝えていきます。「最高の舞台で最高の笑顔を」を目標に、そして周りの人にも笑顔を与えられる存在になります。今後とも皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 令和3年4月9日
 植草歩

この記事のフォト

おすすめテーマ

2021年04月09日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });