ラプターズ連敗 渡辺は7得点 10試合ぶりに3P成功 FG試投3本以上の「100%」は初

2021年04月09日 11:00

バスケット

ラプターズ連敗 渡辺は7得点 10試合ぶりに3P成功 FG試投3本以上の「100%」は初
ブルズのブーチェビッチをマークするラプターズの渡辺(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体11位のラプターズは8日、準本拠地としているフロリダ州タンパで同10位のブルズと対戦したが113―122(前半61―64)で敗れて20勝32敗。101―110で敗れた5日のレイカーズ戦に続いて黒星を喫した。
 カイル・ラウリー(35)ら6人が故障で離脱。ディアンドレ・ベンブリー(26)はレイカーズ戦でOG・アヌノビー(23)とレイカーズのデニス・シュルーダー(27)、モントレズ・ハレル(27)らがコート上でもめた際にベンチを離れたとして1試合の出場停止処分となり(故障中のフレッド・バンブリート(27)も処分の対象)、チームに所属する15人中7人が試合に出られない中での一戦となった。

 先発したクリス・ブーシェイ(28)が自己最多の38得点と19リバウンド、パスカル・シアカム(26)も27得点と8リバウンド、3ブロックショットを稼いだものの、5日のウィザーズ戦で3点シュートによるブザービーターを決めたゲイリー・トレントJR(22)は試合開始から8本連続でシュートを外し、結局39分出場したものの6点どまり。最大22点差をつけられて勝機は見いだせなかった。

 渡辺雄太(26)は第1Q残り4分2秒からコートに登場。第2Qの開始32秒には速攻からユーロステップでレイアップを決めてこの日の初得点を記録した。第3Qでは7分17秒から出場。その1分17秒後にはスタンリー・ジョンソン(24)のアシストを受けて左コーナーから3点シュートを成功させた。

 渡辺が3点シュートを成功させたのは3月11日のホークス戦以来、出場10試合ぶり。ここまで7本連続で失敗していたが、久々にアウトサイドからのシュートを決めて今季の成功率は33・3%となった。

 第4Qの1分17秒にはフィンランド出身で2017年のドラフトで全体7番目に指名されているラウリ・マーカネン(23=213センチ)とのマッチアップでドライブを仕掛け、右へ行くと見せかけたあとに「ビハインド・バック」のドリブルで方向転換。インサイドに切れ込んで左サイドからレイアップを決めた。

 結局、今季33試合目の出場では17分のプレータイムでフィールドゴール(FG)3本をすべて成功させて7得点をマーク。併せて2リバウンド、1シアスト、1スティールも記録した。

 渡辺が1試合で3本以上のFG試投数を記録したのはグリズーズ時代を含めて出場66試合でこれが25回目。そのすべてを決めて成功率を“100%”としたのはデビュー以来、これが初めてとなった。

 ブルズは6連敗のあと3連勝を飾って22勝28敗。マジックからトレードで獲得したセンターのニコラ・ブーチェビッチ(30)と、チームの大黒柱でもあるザック・ラビーン(26)がそれぞれ22得点をマークし、ベンチから出たマーカネンも18得点、セルティクスから移籍してきたダニエル・タイス(28)は14得点とチーム最多の10リバウンドを稼いで勝利に貢献した。

 なおラプターズはこの日、渡辺の古巣でもあるG・リーグのハッスルで今季10・5得点、10・3リバウンド、2・3ブロックショットをマークしていたベイラー大出身のフォワード、フレディー・ジレスピー(23=206センチ)と10日間契約を締結。マジックをバイアウト(早期解約)で退団したセンターで、今季48試合(先発5試合)で5・3得点、5・1リバウンドをマークしているカナダ出身のセンター、ケム・バーチ(28=206センチ)とも契約する運びとなった。

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