ドラフト同期の八村とウィリアムソンがNBA初対決 延長で勝ったのはウィザーズ
2021年04月17日 11:02
バスケット
チームの3点シュートの成功は27本中4本(成功率14・8%)でフリースロー(FT)も32本中9本を失敗するなどシューティングの精度を欠いていたが、115―115で迎えた延長の残り1・9秒にはウエストブルックがFTを2本とも成功させてこれが決勝点となった。
2019年のドラフト全体9番目に指名された八村塁(23)は大学時代からのライバルで同年トップ指名を受けたペリカンズのザイオン・ウィリアムソン(20=201センチ、129キロ)とNBAで初めて対決。開始早々にはそのウィリアムソンのマークをかわして正面からジャンプシュートを決めたが、結局42分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は13本中5本にとどまり、今季の成功率が32・4%だった3点シュートは5本すべて失敗して6得点と3リバウンド、3アシスト、2スティールという成績だった。
しかし延長(5分)の1分17秒にはローポストに立ったウィリアムソンへのボールをスティール。いったん審判は八村への反則をコールしたが、スコット・ブルックス監督(55)の「チャレンジ」が成功してウィアムソンへの反則に変更された。またシーズン途中でブルズから移籍してきた八村とウィリアムソンと同期で、19年ドラフトの2巡目(全体38番目)に指名されていたセンターのダニエル・ギャフォード(22)も奮起。105ー105で迎えた第4Qの残り31・7秒には速攻からシュート体勢に入ったウィリアムソンをブロックし、延長でもシュートを阻止。ベンチからの出場ながら26分で18得点、7リバウンド、4ブロックショットという素晴らしい働きを見せた。
八村はゴンザガ大時代の2018年11月21日にウィリアムソンのいたデューク大に89―87と勝利。NBA入りしたあと両者は今季を含めて2度対戦するチャンスがあったが、ともにどちからかが欠場したために直接対決はおあずけとなっていた。そしてNBAでも八村が白星を挙げた形。シュートは精彩を欠いていたがディフェンスでは一歩も引かなかった。
2019年のドラフトではウィリアムソンが全体トップで指名され、八村は9番目。今季の球宴に選出され今季はここまでリーグ8位の26・8得点を挙げていたウィリアムソンは31分の出場でターンオーバーを7回犯しながらも21得点と6リバウンドを記録。しかし延長終了間際にシュート体勢に入ったウエストブルックへの接触で反則をコールされ、6反則で退場となった。
ペリカンズはこのカードの連勝が3で止まって25勝31敗。ブランドン・イングラム(23)がチーム最多の得34点をマークして勝機もつかんでいたが、ウィザーズの粘りに屈する形となった。
ウィザーズの延長戦は2月22日のレイカーズ戦に続いて今季2度目だがどちらも勝利。八村が40分以上出場したのはこれが7回目(最長は46分)だが勝ったのは2回目となった。なお17日にはホームでピストンズと対戦する。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場10分33秒=4得点)
(1)31秒・左サイドから3点シュート=×
(2)1分24秒・ピック&ポップからフリースローライン付近でジャンプシュート。マークはウィリアムソン=〇(アシスト・ウエストブルック)
(3)2分29秒・速攻から両手でダンク=〇(アシスト・アブディヤ(
(4)4分20秒・ビールとのピック&ロールからゴール下。アダムスにブロックされる=×
*6分55秒・フリースロー2本=××
▼第2Q(出場6分55秒=2得点)
(5)5分45秒・ヘイズとの1対1。ペイント左サイドでプルアップからジャンプシュート=〇
(6)7分51秒・ピック&ロールからウエストブルックのパスを受けてゴール下=×
(7)11分20秒・エルナンゴメスとの1対1から左サイドでステップバックによるジャンプシュート=×
(8)12分=左コーナーから3点シュー=×
▼第3Q(出場7分54秒=無得点)
(9)3分18秒・右サイドから3点シュート=×
(10)5分6秒・正面からジャンプシュート=×
(11)7分14秒・左コーナーから3点シュート=×
▼第4Q(出場12分=無得点)
(12)4分53秒・ロペスのパスを受けてゴール下でダンクを試みたがエルナンゴメスにブロックされる=×
(13)6分17秒・左コーナーから3点シュート=×
▼延長(出場5分=シュート機会なし)
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