ラグビー日本 歴史的80分!!聖地でライオンズと10―28 姫野が後半意地のトライ
2021年06月27日 03:00
ラグビー
23年W杯フランス大会へ力強く再スタートを切るはずだった昨年は、新型コロナウイルスの影響で活動休止。今年5月下旬に1年7カ月ぶりに活動を再開し、ライオンズ対策としてセットプレーの強化に力を注いできた。それでも前半11、22分にラインアウトを起点にトライを許し、スクラムも前半だけで2度のペナルティーを取られるなど劣勢。ジョセフHCが「大きな試合はベーシックを正しく遂行することが重要」と説いていたが、思うようなプレーをさせてもらえなかった。
ただ、劣勢でも意地は見せた。特に目立ったのが、髪を金色に染めたWTB松島だ。試合開始直後からボールを持つ度にディフェンスラインを突破。前半終了間際には、スクラムから直接パスを受けて敵陣深くにまで迫った。そして後半から入ったフランカー姫野は、同18分に力強い突破で待望のチーム初トライ。松島と姫野と、今季海外でプレーした2人をジョセフHCも「成長が加速した」と称えていたが、期待通りのプレーを披露した。
No・8タタフ、SH斎藤ら23年W杯への期待の新戦力も、後半から入ってチームに勢いをもたらした。次戦は7月3日、19年W杯で歴史的勝利を挙げたアイルランドが相手。ドリームチームへの善戦がフロックではないことを証明してみせる。
【4年に一度編成、全英・アイルランド代表】
☆歴史 ホームユニオンと呼ばれるイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの各代表から4年に一度編成されるドリームチームで、初編成は1888年。日本では明治21年に当たる。
☆ツアー 創生期から20世紀中盤までは2~6年ごとに編成され、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカに遠征し、国代表や地元クラブと対戦。1989年以降は4年に一度、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカへ遠征。今年は日本戦後、南アフリカで同国代表などと8試合を行う。
☆対戦国 3カ国の他に、かつてはアルゼンチンにも遠征。他にもカナダやフィジー、ローデシア(現在のザンビアとジンバブエ)などと対戦履歴がある。3カ国以外に敗戦したのは、1977年のフィジーが最後。
☆愛称 「ライオンズ」の由来は諸説あるが、1924年の南アフリカ遠征の際、選手団が着用していたネクタイに付いていたライオンのエンブレムを見た現地記者がライオンズと呼んだのが起源という説がある。
☆メンバー 監督はニュージーランド出身でウェールズ代表やスーパーラグビーのチーフス(ニュージーランド)を率いたウォーレン・ガットランド氏。選手は歴代世界最多キャップ保持者のA・ジョーンズ(ウェールズ)や、SOファレル(イングランド)、ロックのイトジェ(イングランド)ら多士済々。
おすすめテーマ
2021年06月27日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
男子走り幅跳び・津波響樹が沖縄県勢2人目の陸上五輪代表「安心した」
-
デーデー・ブルーノ200mも2位!自己新連発20秒63
-
児玉芽生が100と200で2冠達成「ホッとしている」
-
高山峻野、110メートル障害13秒37で3位 練習仲間・青木益未の激励に発奮「死ぬ気で頑張りました」
-
小池祐貴が男子200優勝で代表内定「いいもんですね、勝つって」 代表有力の100メートルとの選択は?
-
新谷仁美「OLより給料が良かったー」 社会人生活を経て代表までの道のり
-
メダル見えた!110M障害・泉谷駿介が今季世界3位の日本新で初V&五輪切符
-
激戦の110メートル障害決勝で村竹ラシッドら2人 まさかのフライング失格
-
新谷仁美「親同然」の横田真人コーチに感謝「時速300キロでぶつかっても壊れない」
-
新谷仁美、5000m2位で代表「棄権しようか迷った」取材では涙止まらず…
-
広中璃梨佳が5000M初制覇 新谷仁美越えの最年少長距離2種目五輪代表
-
女子800は卜部蘭が優勝 先輩の新谷仁美らと「チーム戦で勝てた」
-
800メートル17、18年女王の北村夢 8位で復活ならず「力不足でふがいない結果」
-
古江彩佳 五輪代表ならず 11位フィニッシュに涙「きょうのゴルフが自分で悔しいなって」
-
菊地絵理香 自身初の4日間競技完全優勝! 古江彩佳は逆転東京五輪出場ならず
-
サンズが28年ぶりのファイナルに王手 クリッパーズとの接戦を制して3勝1敗
-
ハンドボール男子五輪代表に土井ら14人内定 開幕前にフランスと強化試合
-
【砂村光信の目】試合中のチームディフェンス修正で流れを変えた日本代表
-
姫野が歴史的トライ「確固たる自信」NZで新人賞、成長の跡見せた
-
三浦コケても男子3000障害日本新!優勝で五輪切符、順大2年の19歳「満足」
-
男子400障害20歳の新エース・黒川が五輪出場権!前半から飛ばし逃げ切る
-
寺田 女子100障害11年ぶり&ママ初V!参加標準届かずも五輪へ前進
-
サニブラウン 左太腿違和感で男子200欠場、右アキレス腱痛の桐生も
-
小池 男子200Vへ好感触「優勝目指せる」、100との2種目代表入り狙う
-
止まらないデーデー旋風!!200で自己記録更新、代表入りへアピール続く
-
飯塚 男子200で順当に決勝進出、多田に続く「バースデーラン」誓った
-
男子100代表の山県 五輪ファイナリストへ意気込み「力を出し切れば、夢も現実になる」
-
男子110障害に新星!!村竹が決勝進出、参加標準切り「感覚以上のタイム」
-
パラ陸上男子1500 佐藤が“世界記録”更新で本番へ弾み、種目別記録会
-
男子高飛び込み 近大・西田が五輪出場へ、追加で参加資格付与
-
競泳・萩野&大橋 五輪想定、長野の県高校総体出場でタイムトライアル
-
男子100平泳ぎ代表 佐藤が復調V「いらない筋肉落とした」再び肉体改造
-
大地氏 日本水連会長に6年ぶり復帰へ、来年度の主要日程も承認
-
バレー女子日本4位終戦 トルコにストレート完敗、米がNL3連覇
-
テコンドー女子代表・浜田 上段蹴り“解禁”「仲間とともに戦い抜く」
-
バッハIOC会長、広島訪問へ 7・16「五輪休戦」開始日 被爆地で平和希求
-
古江 五輪切符へ大逆転挑む、残り1枠争いは優勝が絶対条件 9差開くも「集中したい」
-
菊地 4差快走、単独首位で最終日は18年以来「久しぶりに一つのことに集中できてます」
-
時松 単独首位守った、通算4勝目へ「一打一打納得のいくプレーを」
-
村山がトップ通過、人生初のエース 全国大会向け「頑張りたい」
-
錦織 右手首「だいぶ良くなった」回復強調、28日開幕ウィンブルドン
-
【渋野と一問一答】「つらく不安な中、皆さんの声援で最後まで頑張れました」と涙 全米女子プロ第3日
-
キャディーがコロナ陽性 渋野はラウンド後号泣「不安だった。回り切れて良かった」全米女子プロ第3日
-
渋野日向子は4つ落とし通算6オーバーに後退 キャディー交代のアクシデントも 全米女子プロ選手権第3日
-
松島が両チーム最多のスタッツを記録 ジョセフHCも「インパクト出した」と称賛
-
SH斎藤「試合前から興奮」も代表初キャップで堂々たるプレー
-
【笹生と一問一答】「良くなかった」「明日は良いゴルフができるように」全米女子プロ選手権第3日
-
ラグビー日本 歴史的80分!!聖地でライオンズと10―28 姫野が後半意地のトライ
-
笹生優花は3つ落とし通算2オーバーでホールアウト 全米女子プロ選手権第3日
-
渋野日向子は前半で6つスコアを落とす 全米女子プロ選手権第3日
-
渋野にアクシデント…専属キャディーがコロナ陽性 第3日は“代役”起用、自身は陰性で「集中」
-
渋野 五輪代表争い残った!「すっげー心臓バクバク」ギリギリ予選通過も最低条件は単独5位以上
-
服部道子氏 渋野、強気パット復活でショットに好影響
-
小平 伸ばせず首位から20位後退、米男子トラベラーズ選手権第2日