ゴールボール日本男子は準々決勝敗退「まだまだ頂点には届かない」宮食4得点で猛追も

2021年08月31日 15:10

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ゴールボール日本男子は準々決勝敗退「まだまだ頂点には届かない」宮食4得点で猛追も
<パラリンピック ゴールボール男子 日本・中国>敗戦し、悔しさをにじませながらあいさつする日本代表チーム(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【東京パラリンピック・ゴールボール決勝トーナメント ( 2021年8月31日    幕張メッセ )】 初出場で世界ランキング10位の日本男子は準々決勝で同3位の中国に4―7で敗れ、8強で姿を消した。
 前半に相手の速い球に対応できずに一挙4失点。途中出場のレフト・宮食行次(みやじきこうじ、サイバーエージェントウィル)がバウンドの高いボールで後半に4得点を挙げて一時は4―6の2点差まで詰めたが、あと一歩およばなかった。宮食は「通用した部分もあったが、まだまだ世界の頂点には届かないと実感した」と振り返り「今日で終わってしまうのがつらい。(自国開催で)こんなに幸せなことはない」と涙を流した。

 開催国枠で初出場した日本男子は1次リーグ3勝を挙げて首位通過するなど見せ場をつくった。主将の川嶋悠太(アシックス)は「世界ランクは10位だが、世界と堂々と戦える手応えがある。大会が開催されていなければゴールボールを伝えることができなかった。開催していただいたことに感謝したい」と話した。

 3年後のパリ大会に向けて今年12月にアジア予選が始まる。工藤力也コーチは「この1年の強化は間違っていない。世界と対等に戦えるようになった。この悔しさをバネに中国に勝ってアジアNo・1になりたい」と力説。確かな存在感を示した日本男子は、堂々と夢舞台を去る。

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