パラ陸上男子1500M 和田伸也、日本新で銀メダル「全部出し切れました」

2021年08月31日 10:36

陸上

パラ陸上男子1500M 和田伸也、日本新で銀メダル「全部出し切れました」
<パラリンピック 陸上>男子1500メートル(T11)決勝、銀メダルを獲得し、日の丸を手に笑顔の和田(左)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 東京パラリンピック・陸上(2021年8月31日 国立競技場)
 男子1500メートル(視覚障がいT11)は同5000メートル銅メダリストの和田伸也(44=長瀬産業)が自身の記録を0秒48上回る4分5秒27の日本記録で銀メダルを獲得した。和田は「タイムも良かった。全部出し切れました」と清々しく語った。

 序盤から世界記録ペースで抜け出したジャキス(21=ブラジル)を追わず、冷静に自分のリズムを刻んで2位に浮上。残り100メートル、足音が聞こえる距離まで接近されたが、必死にもがいて2位を死守。レース後は倒れ込み「乳酸バキバキでした」と苦笑いした。

 出場7選手中、唯一の40代。リオ大会ではメダルを逃し「勝負にならなかった」と振り返る。18年9月に週1回の勤務という待遇で入社した長瀬産業で競技に専念する環境が整ったことで走力が向上。若手には負けじと2種目メダルの快挙を達成した。和田は「44歳になったことを忘れていたくらい」と笑顔で語っていた。

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