初出場の大谷桃子は準々決勝敗退「このようなプレーをしてしまって申し訳ない」と涙

2021年08月31日 15:24

テニス

初出場の大谷桃子は準々決勝敗退「このようなプレーをしてしまって申し訳ない」と涙
 女子シングルスで準決勝進出を逃した大谷桃子 Photo By 共同
 【東京パラリンピック第8日 車いすテニス女子シングルス準々決勝   デフロート(オランダ) 6―3 6―2 大谷桃子(かんぽ生命) ( 2021年8月31日    有明テニスの森 )】 パラリンピック初出場の大谷は第1シードのデフロートにストレートで敗れ、準決勝進出を逃した。緊張で硬かった1、2回戦と違い「いい緊張感で試合を迎えられた」が、どんどん前へ出てプレーするデフロートには歯が立たなかった。「全くいいプレーができず、相手に翻ろうされてしまう時間がかなり長かった」と肩を落とした。
 8強入りはしたものの、シングルス3試合では「いいところを見せられなかったし、自分らしいプレーとはほど遠いと感じた」と残念がった。種類を増やしたサービスの打ち分けには手応えを示しながらも、「自信を持って打てていた球も打てなくなってしまった。練習も足りなかったと思うし、試合で使うところまで持っていけなかったのは課題」と自己分析した。また、今大会は試合開始時間が変更されるほどの暑さの影響で、右手を固定しているテーピングや左手にはめている手袋が切れてしまうことが多かったと明かし、「気を取られてしまう頻度は今までに経験がないほどだった。ちょっと戸惑いがあった」と明かした。

 地元・栃木の関係者へのメッセージを求められると「本当にたくさんの方が応援してくださったのに、このようなプレーをしてしまって申し訳ないです」と涙。上地結衣(三井住友銀行)と組むダブルスは4強に勝ち残っており、「時間は短いけどシングルスで良くなかった部分を見直して、上地選手に助けてもらいながら、きょうみたいなプレーにならないよう気をつけたい」と話した。

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