日本代表 アイルランドに完敗 SO田村「脅威を感じた」世界的名手セクストンに“白旗”

2021年11月07日 01:41

ラグビー

日本代表 アイルランドに完敗 SO田村「脅威を感じた」世界的名手セクストンに“白旗”
アイルランドの突破を阻む松島(後方)と田村(左)=ダブリン(ロイター)
 【ラグビーリポビタンDツアー2021   日本5―60アイルランド ( 2021年11月6日    ダブリン )】 2年ぶりのテストマッチ勝利を目指した世界ランキング10位の日本だが、敵地で同5位のアイルランドに5―60で完敗。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、51)の就任後、55点差はワースト記録に。60失点も18年11月のニュージーランド戦の69失点、17年11月のオーストラリア戦の63失点に次ぐ、ワースト3位の記録となった。
 試合後、オンラインで取材に応じたSO田村優(32=横浜)は「(アタックは)スピードと勢いが大事だが、今日はそれがほぼなかった。相手が上手で、アタックしづらい試合だった」と完敗を認めた。試合全体のボール保持率は36%、敵陣でのプレー時間も31%と厳しい数字。全てのスタッツで相手に圧倒され、「あまりボールを持てず、(相手はディフェンス時に的を)絞りやすかったと思う」とさばさばとした表情で振り返った。

 過去4年で4度対戦していたアイルランドだが、この試合では記念すべき通算100キャップを獲得したSOジョナサン・セクストン(36)が日本戦初先発。戦前の予想に反してキックを最小限にとどめ、絶妙なゲームコントロールで日本のディフェンスを次々に破る名司令塔ぶりを見せつけられた。同じポジションで対峙(たいじ)した田村も「(セクストンの存在で)アタックに勢いがあった。常にゲインラインを突破され、今までと違った脅威を感じた」と認めざるを得なかった。

 国歌演奏前には、“迷惑系ユーチューバー”が日本代表ジャージーを着て田村の隣に並ぶハプニングも。「いたっけ?特に試合に影響したことはない」とプレーへの影響はなかったようだが、チームとしても個人としても、厳しいレッスンを受ける1日となった。

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