【8日開幕リーグワン】BL東京・ディアンズ、ベール脱ぐ 11月に日本代表デビューの19歳国内初陣

2022年01月08日 05:30

ラグビー

【8日開幕リーグワン】BL東京・ディアンズ、ベール脱ぐ 11月に日本代表デビューの19歳国内初陣
開幕戦を前に気合の入るディアンズ(左)と徳永(撮影・森沢裕) Photo By スポニチ
 新たな歴史が、ついに始まる。トップリーグから刷新されたラグビーの新リーグ「リーグワン」は8日、開幕戦の3試合が各地で行われる。BL東京(旧東芝)は東京・味の素スタジアムで東京SG(旧サントリー)と激突。7日に東京都府中市のグラウンドで最終調整した19歳の日本代表ロック、ワーナー・ディアンズはプロデビュー戦に向けて決意を示した。
 ラグビー界の新たな船出とともに、期待の新星がベールを脱ぐ。前日に降った雪が残るグラウンド。最終調整を終えたディアンズは爽やかな笑顔でデビューを心待ちにした。「(自分にとっても)最初の試合。東芝での初キャップは大切だと思っているし、楽しみ」。低い気温とは対照的に闘志は熱く燃えていた。

 異色の経歴の持ち主だ。ニュージーランド出身で、中学2年の時に来日。昨年4月に流通経大柏高からBL東京に加入したが、トップリーグでの出場経験はない。しかし、それよりも先に同11月のポルトガル戦で日本代表の試合に出場し、初キャップ。所属チームの試合に先駆けて代表デビューを飾った。

 持ち味は身長2メートル2とスケールの大きい体格で、ラインアウトを得意とする。「身長が高いので、ラインアウトで相手のボールにプレッシャーとか、自分たちのボールをしっかり取れるようにしたい」。プレシーズンマッチでも順調にアピールを続け、記念すべき新リーグ開幕節の先発を勝ち取り「経験が自信になっている」と手応えも十分だ。

 本来ならオープニングゲームのはずだった7日の試合が新型コロナウイルスの影響で中止に。リーグにとっては逆風の中でのスタートとなったが、19歳の有望株に迷いは一切ない。「自分たちの試合に集中している。チームのために体を張っていきたい」。ラグビー界の新たな一ページを切り開き、初代王者を目指す。

 ◇ワーナー・ディアンズ 2002年4月11日生まれ、ニュージーランド・ウェリントン出身の19歳。4歳でラグビーを始め、父グラント氏のNECコーチ就任を機に来日し、つくばインターナショナルスクール(茨城)に入学。中学はあびこラグビースクールでプレーし、流通経大柏高に進学。花園では19、20年度と8強進出に貢献した。目標はニュージーランド代表ロックのブロディ・レタリック。2メートル2、117キロ。

 ▽リーグワンのチケット購入方法 各チーの公式サイトから予約・購入が可能。また、リーグワン公式サイトへアクセスし「チケットご購入」をクリックすると、専用サイト「チケットラグビー」のページへ移り、利用登録を済ませてから購入できる。

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