唯一の純和製バックスで開幕星 横浜・沢木監督「日本人のレベルを上げる」ラグビーリーグワン

2022年01月08日 21:44

ラグビー

唯一の純和製バックスで開幕星 横浜・沢木監督「日本人のレベルを上げる」ラグビーリーグワン
<東葛・横浜>公式戦通算100試合出場となった横浜・田村優主将(右)をねぎらう沢木敬介監督 Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン第1節   横浜33―12東葛 ( 2022年1月8日    千葉・柏の葉公園総合競技場 )】 トップリーグ(TL)最終年5位の横浜が、ホームの東葛を33―12で下してリーグ初勝利。横浜の沢木敬介監督(46)は序盤は苦戦した80分間を振り返り、「難しいゲームになるのは分かっていて、結果的に勝てたのが収穫」と及第点を与えた。
 1部の12チーム中、静岡の堀川隆延監督と共にたった2人だけの日本人指揮官。自身に課す宿題にするのが、「日本人のレベルを上げること」だ。この日は南アフリカ代表のジェシー・クリエルがチームに合流できていないこともあり、先発バックス7人全員が日本人に。開幕節の10チーム中、唯一の純和製バックスになったことに「日本人にしようとした意図はない。そもそも母数が少ない。ただ、いい選手を出すことがポリシー」と語りながらも、「せっかく新しいリーグになり、世界に発信するリーグになる明確な目標がある。日本人のレベルをまず上げることが大事」と強いメッセージを発した。

 それだけに個人の評価には厳しく、会見で隣に座った18得点のSO田村優主将には「いつも通り。でもまだまだパフォーマンスは上がる。なあ?」と問いかけながらハッパを掛ける。後半開始直後、ハーフウエーからの力強いボールキャリーで敵陣中盤まで突破し、FB小倉順平のトライをアシストした東京五輪7人制日本代表主将のWTB松井千士には「ノートライなので。以上です」と“らしさ”満点の評価を下した。

 次戦は15日、この日のオープニングゲームには敗れたものの、地力は侮れない神戸をホームの神奈川・日産スタジアムに迎える。「僕らのスタイルを信じてチャレンジする。ずっとチャレンジャー。格上にどうやってチャレンジするか、チーム全員で突き詰めてやりたい」と語り、さっそうと会見場を後にした。

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