ラグビー大阪・吉沢「ひと泡吹かせてやりたい」 難敵の東京SG下して最下位から脱出だ!

2022年02月04日 19:21

ラグビー

ラグビー大阪・吉沢「ひと泡吹かせてやりたい」 難敵の東京SG下して最下位から脱出だ!
開幕から3試合連続で大阪の先発メンバーに名を連ねたFB吉沢太一 Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワンの大阪(旧NTTドコモ)は6日、ホームのヨドコウ桜スタジアムでリーグ首位を走る東京SG(旧サントリー)と対戦する。4日にはベンチ入りメンバーが発表され、FB吉沢太一(30)が開幕から3試合連続で先発メンバーに名を連ねた。
 大阪は第4節を終了してリーグ最下位。開幕から4連敗(コロナ禍による1不戦敗を含む)し、まだ、新リーグでの勝ち星はなく勝ち点も0。加えて東京SGはトップリーグ時代5戦5敗の難敵。日本代表ヴィンピー・ファンデルヴァルト(33)、南アフリカ代表エルトン・ヤンチース(31)ら故障者も多く、念願の今季初勝利を挙げるには困難な試合だが、吉沢は「ハングリー精神は人並み以上にあると思います。相手が強いからこそ、勝ちたいという気持ちも強くなる。ひと泡吹かせてやりたいですね」と笑顔で話す。

 埼玉・正智深谷高から立正大に進んだ。高校1年の時に花園を経験したが、学生時代に目立った実績はない。4年時に主将を務めた大学でも関東リーグ戦の1部と2部を往き来していた。“表舞台”とは無縁だったが、大学卒業後はコカ・コーラに入団。地道な努力もあって2018年にはW杯7人制(米国)の日本代表に選出された。このオフには所属先のコカ・コーラが突然廃部になる悲哀も味わったが、コカ・コーラ首脳陣の働きかけもあって新シーズンを前に新たな活躍の場を得ることができた。

 「30歳と若くない自分を今のチームが拾ってくれました。7人制での経験も生かしながらこのチームで自分の役割をしっかり果たしたいと思ってます。状態は今までで一番いいくらいです」

 トレードマークは赤、白、黒の3色を配した派手なヘッドギア。バックス陣、特にFBには珍しいが、これは愛息の無事を祈りながら埼玉の実家でテレビ観戦する母・和子さんのたっての希望。ケガの予防と親孝行のために着用している。

 東京SGはアマチュア時代からエリート街道を歩んできたスター選手がズラリ。中でも“ほほ笑みの貴公子”のニックネームを持つFBダミアン・マッケンジー(26)は開幕からニュージーランド代表40キャップにふさわしい活躍を見せている。「ステップには自信があります」。ベンチスタートのマッケンジーを早々に引きずり出すような快走でチームの勝利を目指す。

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