宇野昌磨 コーチ不在の中で自己ベスト更新2位 それでも「成長のために必要不可欠な存在」

2022年02月04日 14:11

フィギュアスケート

宇野昌磨 コーチ不在の中で自己ベスト更新2位 それでも「成長のために必要不可欠な存在」
<北京五輪フィギュア団体戦>男子SP、演技をする宇野昌磨(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【北京五輪フィギュアスケート団体 ( 2022年2月4日    首都体育館 )】 北京五輪フィギュアスケートは4日、開会式に先立って団体戦がスタートした。初の表彰台を狙う日本はトップバッターで男子ショートプログラム(SP)に宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が出場。自己記録を更新する105・46点をマークし2位につけた。
 冒頭の4回転フリップから4回転―3回転の連続トーループ、後半のトリプルアクセル(3回転半)と全てのジャンプを成功させた。当日の練習は日本時間の午前7時25分からで、演技は同11時42分から。「早めの時間ということで(体に)キレはなかった」としながらも、その状態を自覚してノーミスの演技につなげた。

 「その(状態の)中で、より自分を大きく見せようとかせずに。練習通りに、そういったところも冷静にできた。何より試合という場で、練習通りの気持ちの持ちようで試合に挑めた。試合が今後の練習に生きる。そして練習も試合に生きたと思う」

 19年シーズン途中からコーチを務めるステファン・ランビエル氏が、スイスからの出国前の1月28日に実施した新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たために不在。その苦難を乗り越えたが、改めて存在の大きさも知った。

 「ステファンコーチがいないことで、より練習通りというか。ただ、僕は自分に追い込みだったり、そういったものを課そうと練習や試合をするけど…。コーチという存在がいないと、もう一押し、そういった部分が出てこないのかなと。この演技に関しても、練習通りだったと思う。これ以上の演技も僕は望んでいなかった。ただ、ジャンプ以外の面でもっと何か表現できたというか。コーチがいたら、もっと試合に感情が入っていたというか。その結果、緊張して失敗した可能性もあるけど、コーチがいないと。やはり、もっともっと自分が成長するには必要不可欠な存在と考えています」と話した。

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