女子1500の佐藤綾乃は4位入賞 銅まで0秒10差に「悔いが残らなかったと言えば嘘だが、楽しかった」

2022年02月07日 19:18

スピードスケート

女子1500の佐藤綾乃は4位入賞 銅まで0秒10差に「悔いが残らなかったと言えば嘘だが、楽しかった」
女子1500メートルで4位入賞の佐藤綾乃の滑り(ロイター)
 【北京冬季五輪第4日 スピードスケート女子1500メートル ( 2022年2月7日    国家スピードスケート館 )】 スピードスケート女子の佐藤綾乃(25=ANA)が7日の女子3000メートルで、1分54秒92で4位に終わり、惜しくもメダル獲得はならなかった。
 第13組でスタートからスピードに乗ったが、終盤わずかに失速。3位で最終組となる第15組の結果を待ったが、高木美帆に上回られた。3位のアントワネット・デヨング(オランダ)の記録は1分54秒82。わずか0秒10差だった。

 前回の2018年平昌五輪ではチームパシュートで金メダル獲得に貢献。今大会では念願の個人種目でのメダル獲得を目指した。5日の3000メートルでは9位に終わったが「順位やタイムより、いい滑りができてよかった。最後の1周はがくんと落としてしまったが、そこまではしっかりとラップタイムをまとめることができた。7日の1500メートルに向けて体にいい刺激が入った」と手応えを口にしていた。1500メートルは今季、ワールドカップで2位に1度、3位に2度入り、本命種目と位置付けてきた。

 「1番の大舞台で1番に楽しむことができれば、私の中ではすごい特別なもの。スケート人生の中で1番の宝物になる」と話してきた佐藤。団体追い抜きの連覇へ、気持ちを切り替える。

 ▼佐藤  全てレースが終わってから、あとちょっとだと知って、正直なところ、悔しい思いはあるが、その結果、もちろんメダルを獲れなかったのは大きな後悔じゃないが悔しい部分はあるが、それよりはるかにこんなに楽しいレースを初めてやることができて、悔いが残らなかったと言えば嘘だが、凄く楽しかったです。低地の自己ベストを更新することができたのと、スケート人生で初めてこんなに大きな舞台で楽しんでレースを終えられたことが、大きな宝物になった。

 ◇佐藤 綾乃(さとう・あやの)18年平昌大会団体追い抜き金メダル。今季W杯1500メートルで最高2位。高崎健康福祉大出、ANA。25歳。北海道出身。

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