ウィザーズは再延長の末に敗れる 八村は8得点 ラプターズも黒星 渡辺は6得点

2022年02月26日 12:16

バスケット

ウィザーズは再延長の末に敗れる 八村は8得点 ラプターズも黒星 渡辺は6得点
スパーズのジョーンズをかわしてシュートに持ち込むウィザーズの八村(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体11位のウィザーズは24日、地元ワシントンDCで後半戦最初の試合に臨んだが西地区全体11位のスパーズに153―157(前半71―75、延長15―15、再延長8―12)で敗れて27勝32敗。第4Q残り1分20秒で8点差をつけられながらここから連続8点を奪って追いつき、延長と再延長ではリード・チェンジが12回、同点が2回という大接戦になったが、最後はスパーズに振り切られた。
 ウィザーズの延長戦は今季4回目(再延長は2回目)だが敗れたのはこれが初めて。カイル・クーズマ(26)が今季自己最多に並ぶ36得点と8リバウンド、7アシスト。ケンタビアス・コールドウェルポープ(29)が24得点を挙げて最後まで粘ったもののあと一歩およばなかった。

 八村は第1Qの8分17秒からコートに登場。その1分44秒後には速攻からゴール下でシュートを決め、最初に試みたフィールドゴール(FG)で初得点を挙げた。直後のオフェンスでは左ローポストでスパーズの2選手を引き付けたあと、正面からインサイドにカットしてきたアンソニー・ギル(29)に見事なパスを通してアシストも記録。第2Q開始早々にはイッシュ・スミス(33)のパスを受けて正面やや右から今季19本目の3点シュートを成功させ、前半では6得点をマークした。

 八村は結局、20分のプレータイムでFGを5本中3本(3点シュートは2本中1本)、フリースローを2本中1本成功させて8得点。3点シュートの成功率は46・3%(昨季は32・8%)となったが、この日自己最多の32得点を挙げたスパーズのフォワードで、ドラフト同期生でもあるケルドン・ジョンソン(22=2019年全体29番目指名)に第4Q、背後を2度つかれてフリーにさせるなどディフェンス面では課題を残した。

 スパーズは24勝36敗。前半戦終盤を併せるとここ5戦で4勝目を挙げた。球宴初出場を果たしたディジョンテ・マーリー(25)は31得点、13リバウンド、14アシストで今季12回目のトリプルダブルを達成。3点シュートの成功率(31・0%)はウィザーズ(42・1%)の方が上回ったが、チーム・リバウンドで50―39、ペイント内の得点で74―66と上回って勝利を収めた。

 一方、東地区全体7位のラプターズは敵地シャーロット(ノースカロライナ州)で同5位のホーネッツに93―125(前半47―70)で敗れて32勝26敗。一度もリードできずに完敗を喫し、ウィザーズ同様、後半戦の初戦を白星で飾ることはできなかった。

 新人のスコッティー・バーンズ(20)が28得点を挙げたが球宴に出場したフレッド・バンブリート(27)は8得点どまり。渡辺雄太(27)は80―115となっていた第4Qの残り4分55秒からコートに入り、3点シュート1本とフリースロー3本で6得点を記録している。勝ったホーネッツは30勝31敗となった。


 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場3分43秒=2得点)
(1)10分1秒・速攻からゴール下=〇
 ▼第2Q(出場7分50秒=4得点)
(2)49秒・正面やや右から3点シュート=〇(アシスト・スミス)
(3)3分7秒・左サイドから3点シュート=×
*6分3秒・フリースロー2本=×〇
 ▼第3Q(出場3分59秒=2得点)
(4)10分32秒・左サイドからドライブしてゴール下=〇
 ▼第4Q(出場3分41秒=無得点)
(5)1分4秒・正面からドライブしてフローター=×
 ▼延長(出場17秒・シュート機会なし)

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