通算100キャップのリーチ・マイケル、祝福に「ラグビーのいいところを久しぶりに感じた」と感謝

2022年03月13日 18:55

ラグビー

通算100キャップのリーチ・マイケル、祝福に「ラグビーのいいところを久しぶりに感じた」と感謝
<BL東京・東葛>100キャップを達成し、記念撮影する(左から)マスコットのルーパス君、豊島、リーチ、三上、森太(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン第9節   BL東京 37―18(前半15―6) 東葛 ( 2022年3月13日    秩父宮 )】 BL東京(旧東芝)のラグビー日本代表フランカー、リーチ・マイケル(33)がトップリーグ、リーグワン合わせて通算100キャップ(試合出場)を達成した。東葛戦後にはセレモニーが開かれ、知美夫人、2人の子供も出席。花束を受け取ると「入社から11年、トップリーグからリーグワンまで、たくさんのファンの前で試合ができたことに感謝している」と述べた。東海大から同期のプロップ三上正貴(33)がデザインした、リーチの似顔絵とチームのエンブレムを組み合わせたお面を両軍選手が被って祝福。三上、同じく同期入社のフッカー森太志(33)、FB豊島翔平(33)との4ショットにも収まるなど和やかなムードに包まれ、「ラグビーのいいところを久しぶりに感じた一日でした」と喜びをかみしめた。
 試合は今季初出場の豊島がチーム初トライを決めたほか、森もモールからトライをマークし、リーチも攻守に忠実なサポートやダウンボールに素早く飛び込んで確保するなど泥臭いプレーで勝利に貢献。豊島が練習から頑張ってメンバー入りしたことを明かし、「僕の100試合目にチームが勝てて良かった。今回初めて同期4人で試合ができたのがとてもうれしかった」と振り返った。チームでは元日本代表ロックの大野均氏(引退)がトップリーグで170試合に出場しており、今後の目標は「キンちゃん(大野)を超えること」。この日は日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチも観戦に訪れており、気になったか問われると「60分(後半20分)ぐらいにいると聞かされて心臓がバクバクした」とジョークを飛ばして記者を笑わせた。

 入社当時は強力FWを武器に優勝争いをする強豪だったチームはその後低迷期に入ったが、19年のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(50)就任後はボールを動かすラグビーに転換中。リーチは「壁(ディフェンス)に対して真っ向勝負から、スキルやスペースを使うラグビーになってきている。やっとできるようになってきたが、ラグビーの原点を離れるのはとても危険なこと」とフィジカルの強さの重要性を改めて指摘。チームは5勝4敗で現在6位とプレーオフ出場の4位以内を目指して後半戦に臨むが、「1試合1試合ベストな試合をすることにフォーカスしている。リーグワンではチャレンジャー。先のことを考える余裕はない」と言い切った。

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