坂本花織 世界選手権初Vで君が代に涙「どうなるのか不安でいっぱいだったけど…」

2022年03月26日 07:04

フィギュアスケート

坂本花織 世界選手権初Vで君が代に涙「どうなるのか不安でいっぱいだったけど…」
<世界フィギュア2022 女子フリー>表彰式を終え国旗を翻す左からヘンドリクス、坂本、リウ(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート世界選手権第3日 ( 2022年3月25日    フランス・モンペリエ )】 女子フリーが行われ、SP首位の坂本花織(シスメックス)は155・77点をマークし、合計236・09点とし初優勝した。どちらも自己ベストとなった。
 銅メダルを獲得した北京五輪から調整に苦しみながらも、SP、フリーともに自己ベストをそろえ、たどり着いた世界の頂点。表彰式では、君が代が流れる中で涙を流した。以下、演技後の主な一問一答。

 ――振り返って
 今シーズンは自分に勝つことを目標にしてきて。どの試合でも、自分のやれることをやり切る。世界選手権でも、最後までやり切ることができて満足しています。

 ――五輪から1カ月
 五輪が終わって、その後に凄く燃え尽きてしまって、この1カ月間は不安要素になるような練習だった。この世界選手権でどうなるのか不安でいっぱいだったけど…。でも、この思いは五輪に出て、世界選手権に出た選手しか味わえないこと。それを味わえて、こうやってやり切れたのは自信になった。苦しい経験ができて良かったなと思いました。

 ――演技での緊張は?
 緊張が凄くて、五輪とはまた別の凄い緊張に襲われて、頭や心が大変な状態だったけど…。先生や周りの方々に背中を押してもらえて、ここまで来たらやるしかないと。この世界選手権は枠取りがかかっていて、何としても3枠を死守しないといけないと思っていた。死んでもいいからやろうと思っていました。順位や結果は、自分のやるべきことをやれば付いてくる。とにかくノーミスでやろうと思っていました。

 ――どのあたりから落ち着くことができた?
 途中のサルコーあたりでリンクにモノが落ちているのが凄く気になって。それからは“あれ何やろう”と、そればっかり気になってしまって。演技に集中しすぎず、いい感じの緊張感に戻りました。いつもの朝練の感じだなと。

 ――期待されたシーズン
 今シーズンは世界選手権もそうだし、NHK杯も全日本も。今まで以上の優勝候補というのが試合前からついてきて、緊張になっていたけど。何回もそれを乗り越えて、ここまで来られたのは自信になった。こういう経験ができて幸せだなと思いました。

 ――来季への目標
 世界選手権が終わったばっかりなので、帰ってからゆっくりしようかなと思います。

 ――4回転ジャンプへの挑戦は?
 そうですね。挑戦はしたいなと思っているし、そのためにはケガをしない身体作りも必要だなと思っているので。トレーニングと練習と並行してレベルアップしていけるように頑張りたい。

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