杉原愛子、有終2位「観客を1番魅了したのは私」笑顔の演技を貫いた後にあふれた涙

2022年06月19日 20:37

体操

杉原愛子、有終2位「観客を1番魅了したのは私」笑顔の演技を貫いた後にあふれた涙
女子床運動決勝 演技を終え、感極まる杉原愛子=東京体育館 Photo By 共同
 体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)の代表選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日は19日、東京体育館で各種目の決勝が行われ、今大会限りで第一線を退くことを表明している杉原愛子(22=武庫川女子大)は女子床運動2位で“有終の美”を飾った。
 リオデジャネイロ、東京と2大会連続で五輪に出場。先日、自身のSNSで今大会を最後に競技生活に“一区切り”つけることを表明した杉原は、前日の予選を1位で突破。女子の最終種目の最終演技者として登場した決勝は着地にやや乱れもあり、14歳の山口幸空(米田功体側クラブ)に逆転を許したものの、「結果は求めていなかった。応援してくれた人たちに感謝の気持ちをしかなかった。悔いなく、良い演技で終われてホッとしています」。最後まで笑顔の演技を貫き、「今大会の男女の中で観客を1番魅了したのは私だっていうぐらいだったと思う」と胸を張った。

 ただ、演技後に大野コーチから「ありがとう」の言葉をかけられると、感極まって涙があふれた。「大野コーチには感謝しかないのに、逆にお礼を言われて…凄くうれしかった」。今後もトレーニングを続け、エキシビション出演などの形で体操の魅力を伝えていく。将来的には指導者の道も視野に入れており、「(指導者の)国際免許も取りたいし、たくさん勉強したい」と意欲的に話した。

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