レスリング女子53キロ級・藤波、父に感謝100連勝V2 吉田沙保里、伊調馨に続く3人目

2022年06月19日 04:30

レスリング

レスリング女子53キロ級・藤波、父に感謝100連勝V2 吉田沙保里、伊調馨に続く3人目
女子53キロ級決勝、優勝で100連勝を達成した藤波(撮影・木村揚輔) Photo By スポニチ
 レスリングの明治杯全日本選抜選手権第3日は18日、東京・駒沢体育館で世界選手権(9月、ベオグラード)代表選考会を兼ねて計8種目が行われ、女子53キロ級で21年世界選手権女王の藤波朱理(あかり、18=日体大)が節目の公式戦100連勝で2連覇を果たし、代表に内定した。日本のレスリング界で3桁の連勝を達成したのは吉田沙保里、伊調馨に続く3人目の快挙。24年パリ五輪を目指すホープがレジェンド2人の背中を追う。
 金字塔を打ち立てての2連覇にも、藤波の表情に緩みはなかった。奥野春菜との決勝は相手に研究されて思うように攻撃しきれず4―0。3試合で無失点と危なげはなかったが、「大学に入って教わったことを出せた部分と未完成な部分があった。連勝は過去のこと。大事なのは勝ち続けること」と話した。

 日体大入学とともに父の俊一氏もコーチに就任し、現在は都内で2人暮らし。「最近はマーボー豆腐を作ってくれた」と徐々に料理の腕を上げている父に対しても、「普段は言えないが感謝している」ときょう19日の父の日に合わせて謝意を示す。

 同級は東京五輪金メダルの志土地(旧姓向田)真優が今大会は55キロ級で出場。「意識していないと言ったらうそになる。必ず勝ちたい」と来たるべき決戦を見据えた。

 ◇藤波 朱理(ふじなみ・あかり)2003年(平15)11月11日生まれ、三重県出身の18歳。父・俊一氏(現日体大コーチ)の影響で4歳から競技を開始。中2の全国大会決勝で敗戦後、公式戦で負けなし。三重・いなべ総合学園高では中止となった20年を除きインターハイを制覇。昨年10月の世界選手権で初出場初優勝。今年4月に日体大に入学。1メートル64。家族は両親と17年世界選手権男子フリースタイル70キロ級銅メダルの勇飛。趣味は大食い動画を見ること。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2022年06月19日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム