ハンドボール日本伝来から100年 日本協会が記念事業を発表

2022年07月25日 18:04

ハンドボール

ハンドボール日本伝来から100年 日本協会が記念事業を発表
ハンドボール日本伝来100年記念の会見に出席した日本協会の湧永会長(後列中央)、アンバサダーに就任した部井久アダム勇樹(後列左)、モデルで女優の渕上ひかる(後列右)、テーマソングを歌うアイドルグループのiLife!(アイライフ)=前列6人 Photo By スポニチ
 ハンドボールが1922年7月に日本に伝わってから100年となったのを記念し、日本ハンドボール協会は25日、東京都内で会見を開き、伝来100年記念事業を発表した。
 ハンドボールは1922年7月、東京高等師範学校(現筑波大)助教授の大谷武一氏が、大日本体育学会主催の体育科夏期講習会で紹介したのが日本での起源とされる。この日の会見では記念事業として、
 ・協会主催大会での記念ロゴマークの掲出
 ・アンバサダーとテーマソングの設定
 ・国際試合の計画
 ・動画選手権の実施
の4事業が発表された。

 会見に出席した日本協会の湧永寛仁会長は「ハンドボールが日常に当たり前にある環境をつくりたい」と意欲。昨夏の東京五輪に出場した男女日本代表の強化にも力を注ぐ考えで、「パリ五輪ではアジアで1位になり、(28年)ロサンゼルスでは決勝トーナメント進出、(32年)ブリスベン以降は常にメダル争いに加われるように」と目標設定。そのためにも国際試合を増やし、協会として若手選手を積極的に欧州派遣するなど、選手育成にも注力する方針を示した。

 一方で中高以降の世代で競技人口が激減する傾向があることから、「青春のスポーツだけではなく、生涯楽しめるスポーツにしたい」と裾野を広げる事業も展開する。社会人大会やフェスティバルの開催なども計画中で、「カジュアルに楽しめるように」とハンドボールの日常化に努める考えを示した。

 記念事業のアンバサダーには東京五輪男子代表の部井久アダム勇樹(ジークスター東京)、モデル・女優で競技経験もある渕上ひかるが就任。テーマソングは女子7人のアイドルグループ「iLIFE!」(アイライフ)が担当する。部井久は「SNSを使い、多くの人の目に触れるように、積極的に活動したい」と話した。

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