【世界陸上】女子100m障害準決勝・福部真子 涙の日本新!「言葉に表せないです」決勝進出はならず

2022年07月25日 09:10

陸上

【世界陸上】女子100m障害準決勝・福部真子 涙の日本新!「言葉に表せないです」決勝進出はならず
福部真子 Photo By スポニチ
 【陸上・世界選手権最終日 ( 2022年7月24日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )】 女子100メートル障害準決勝が行われ、世界陸上初出場の福部真子(27=日本建設工業)が12秒82の日本記録を樹立した。1組8位で日本勢初の決勝進出はならなかった。青木益未(28=七十七銀行)は、13秒04で2組6位で決勝進出に届かなかった。
 1組で8位ながら日本記録を出した福部は、レース後、感涙しながら「言葉に表せないです。自分のレースをしっかりするというのをスタートの意識していたので、82というタイムは想定外だったのでうれしいです。ずっと目指してきた日本記録。うまく言葉にできないんですが、本当にいろんな方々に助けてもらったなあという思いです」と話した。

 広島皆実高時代は、世界ジュニア選手権(スペイン・バルセロナ)に出場し、インターハイでも3連覇。「天才ハードラー」と注目されたが、日体大進学後は伸び悩んだ。長い低迷期間を乗り越えて、今年6月の日本選手権で優勝。世界ジュニア以来10年ぶりの世界大会となる今大会の切符を手にした。

 前日23日(日本時間24日)の予選では、最も速い反応速度で飛び出し、終盤にかわされて4位となったが、12秒96の好タイムをマークし、準決勝に駒を進めてきた。好調を維持し、準決勝でも見事な走りで、青木益未(28=七十七銀行)が持つ日本記録(12秒86)を更新した。

 ◇福部 真子(ふくべ・まこ)1995年(平7)10月28日生まれ、広島県出身の27歳。府中中を経て広島皆実高へ進み、1年時に世界ジュニア選手権で準決勝に進出し、インターハイでは3連覇を達成。日体大を経て日本建設工業に進む。100メートル障害の自己記録は6月の日本選手権で記録した12秒93。趣味はカフェめぐり。好きな食べ物はシチュー、シリアル、お好み焼き。座右の銘は「顔が晴れるように顔(がん)晴(ば)る」。

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