岩田寛 猛攻66で単独首位 甲子園決勝進出仙台育英OB「母校と一緒に優勝したい」

2022年08月21日 04:00

ゴルフ

岩田寛 猛攻66で単独首位 甲子園決勝進出仙台育英OB「母校と一緒に優勝したい」
3番、ティーショットを放つ岩田寛(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミーカップ第3日 ( 2022年8月20日    北海道 ザ・ノースカントリGC=7178ヤード、パー72 )】 2位から出た岩田寛(41=フリー)が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算14アンダーで単独首位に立った。雨にも負けずショット、パットが安定し、ツアー4勝目に王手。仙台育英高(宮城)出身で開催中の全国高校野球選手権で決勝進出を決めた母校とのアベックVを夢見る。東北福祉大の後輩にあたる金谷拓実(24=Yogibo)が1打差の2位で追う。
 岩田は突然、切り出した。ぼそぼそと応じていた取材の最後、自然と口調が強くなった。「母校と一緒に優勝したいです」。雨降る北の大地で会心のラウンドが続いた。その頃、灼熱(しゃくねつ)の甲子園では序盤から母校仙台育英の猛打が爆発し、決勝進出を決めた。クールな男のハートにも火が付いた。

 岩田も序盤から「猛攻」を開始した。1番で残り106ヤードを52度ウエッジで2メートルにつけてバーディー。3番パー5では3打目を30センチにつけ、その時点で金谷を逆転した。「感触が良くないわりにパーオンしてるのとパターが入ってくれた」。ラウンド中も毎球、アドレスの向きを調整しながら雨と強風の難条件を克服した。

 同大会では15年に優勝した。母校が前回、夏の甲子園で決勝進出したのもちょうど7年前。運命的な巡り合わせで再びチャンスは巡ってきた。16年以来の米ツアー再挑戦も視野にある岩田。最終組で争うのは今季から海外に主戦場を置く金谷。相手に不足はない。

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