玉井陸斗 貫禄の高校総体V 2位に160点近い差をつけて圧勝

2022年08月21日 04:00

飛び込み

玉井陸斗 貫禄の高校総体V 2位に160点近い差をつけて圧勝
307Cで飛び込む須磨学園・玉井 Photo By 共同
 【全国高校総体第24日 ( 2022年8月20日    高知県立春野総合運動公園水泳場など )】 男子高飛び込み決勝は世界選手権銀メダリストで1年生の玉井陸斗(15=兵庫・須磨学園)が721・75点で優勝した。自身初の屋外プールでの試合に戸惑いながら、2位に160点近い差をつけて圧勝。世界選手権などと同じく6本の演技で争う予選では従来の自己ベストより約20点高い549・45点をマークした。=高知県立春野総合運動公園水泳場など=
 決勝の最終10本目のジャンプ。玉井は5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)で全国規模の大会では自己最高の104・40点をマークした。3人の審判が10点満点をつける完璧な演技。他の高校生を寄せ付けず「初めてのインターハイで緊張もあったが、優勝という結果を残せて良かった。楽しかった」と笑った。

 予選では苦手とする307C(前逆宙返り3回半抱え型)で水しぶきのほとんど上がらないノースプラッシュを披露。所属クラブの馬淵コーチが「世界選手権で出せたら優勝できる」と絶賛する完璧な内容で、会場から感嘆の声が漏れた。自身初の屋外プールでの試合で、10メートル下にある水面の見え方の違いなどに戸惑いながらもきっちり対応した。世界2位の存在感は別格だった。

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