元千代鳳の佐ノ山親方が断髪式 兄・千代丸の愛ある“パフォーマンス”に場内爆笑

2022年10月05日 19:48

相撲

元千代鳳の佐ノ山親方が断髪式 兄・千代丸の愛ある“パフォーマンス”に場内爆笑
元小結・千代鳳の佐ノ山親方(中央)に声をかける兄・千代丸(右)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 昨年九州場所限りで現役を引退した大相撲の佐ノ山親方(元小結・千代鳳=九重部屋)の断髪式が5日、東京・両国国技館の大広間で行われた。
 招待した約250人の関係者のほかに、異例の一般参加枠を設置。会費を払って当日参加を希望した約20人もはさみを入れた。「平日にもかかわらず集まってくれたので感謝しかない。面識ないけど“いつも応援してました。楽しませてくれてありがとう”と言われた。知らないところでも応援してくれていたんだなと伝わってうれしかった」。自身の希望で実現した“飛び入り参加形式”で駆け付けたファンに感謝した。

 角界関係者では、同学年の幕内・翔猿(30=追手風部屋)や北勝富士(30=八角部屋)ら親交の深い関取らが出席。実兄で現役の十両・千代丸(31=九重部屋)ははさみを入れた後に感極まって号泣する演技で笑いを誘った。兄の愛ある“パフォーマンス”に佐ノ山親方は「何かやったんだなと思ったけど見えなかった」と苦笑い。指導する立場の親方として「(千代)丸にはこれからも頑張ってほしいので、小結に上がれるように指導します」とエールを送った。

 師匠の九重親方(元大関・千代大海)の止めばさみで大銀杏に別れを告げた時は「ジーンときました。自分にお疲れ様という感じ」としみじみ語った。断髪後は「髪のセットは初めてのことなので不思議な感じ。毎日自分でできるか心配であり楽しみでもある」と胸中を吐露。今後は親方として「現役の子たちをもっと強くして、みんなの夢をかなえるサポートができれば」と抱負を述べた。

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