古江彩佳 連覇で米ツアー2勝目へ ジュニア時代から知る蝉川から刺激

2022年11月03日 04:40

ゴルフ

古江彩佳 連覇で米ツアー2勝目へ ジュニア時代から知る蝉川から刺激
セカンドショットの行方を見つめる古江(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦で、日本女子ツアーも兼ねるスポニチ主催「TOTOジャパンクラシック」はきょう3日、滋賀県の瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で開幕する。前年覇者で日米通算9勝の古江彩佳(22=富士通)は2日、公式会見に臨み、国内男子ツアーで今週プロデビューする、ジュニア時代から知る蝉川泰果(21=東北福祉大)に言及。エースキャディーのマイク・スコット氏と日本で初タッグを組み、米ツアー2勝目に挑む。
 今季から米ツアーを主戦場に戦う古江にとっては、いつもの風景だ。3年ぶりの全米女子プロゴルフ協会公式戦としての開催。「海外勢と一緒に試合をしているので、違和感はないです」。さらに今週は心強い相棒も加わった。キャディーのマイク・スコット氏だ。

 「日本でお願いするのは初めてです。米ツアーでもあるので、今年お願いしているマイクさんに。慣れてきているし、英語の勉強もしながら(笑い)」

 米本格参戦1年目の今季バッグを託しており、7月のスコットランド・オープンで米ツアー初優勝を飾った際に担いでいたのもスコット氏だった。今大会のために英国から来日し、日本では初めてタッグを組む。エースキャディーとともに、米ツアー2勝目を狙う。

 帰国直後の3週前の国内ツアー、富士通レディースで大会連覇となる日米通算9勝目を挙げた。前週はオフに充てて地元の兵庫で調整。コーチでもある父・芳浩さんと練習を行い「横振りみたいになっていたので、縦振りに寄せるように若干変えた」と修正を施すなど準備を重ねてきた。

 小学生時代から一緒にラウンドしていた、同じ兵庫出身の「タイガ」の快挙にも刺激を受けている。日本オープンで95年ぶりのアマチュア優勝を飾った男子ゴルフの蝉川泰果のこと。「凄すぎる。おめでとう」とメッセージを送った。「1勝したことがうれしかったし、すぐにメジャーを勝ったのは凄い」。今大会は日本で唯一開催される米ツアーだけに、今週プロデビューする同世代に負けない活躍を見せたいところだ。

 前回大会優勝者ではあるが、昨年は新型コロナの影響で日本ツアー単独開催だった。自身も、米ツアーメンバーとして初めて臨む大会にもなる。「今年は米ツアーの選手も来日しての大会なので、昨年とは別の大会のつもりで頑張りたい」と古江。とはいえ、「片隅にはあるかも…」と“連覇”の文字も忘れてはいない。

 【古江に聞く】
 ――コンディションは?
 「調子は良くも悪くもなく、ぼちぼちだと思う」

 ――プロアマ戦は日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長と同組。
「いっぱいお話ししていただきました。“米国での家はどうしてるの?”とか」

 ――コースの印象は?
 「去年も感じたけれど、傾斜のあるグリーンも多い。気をつけながらうまくパーセーブをしたり、上りのパットが打てるようになればメンタル的にも楽になっていく。しっかり意識していきたい」

 ――大会への意気込みを。
 「今大会は4日間、(予選)カットがないので、しっかりと自分のプレーに集中して、攻めるプレーができればいいと思う」

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