NZが2大会連続6度目の世界一 イングランドとの接戦制す ラグビー女子W杯決勝

2022年11月12日 18:14

ラグビー

NZが2大会連続6度目の世界一 イングランドとの接戦制す ラグビー女子W杯決勝
2大会連続6度目の世界一を決め、喜びを爆発させるニュージーランド女子代表(AP) Photo By AP
 【ラグビー女子W杯ニュージーランド大会決勝   ニュージーランド34―31イングランド ( 2022年11月12日    オークランド・イーデンパーク )】 新型コロナウイルスの影響で1年延期となった大会の決勝が行われ、開催国で世界ランキング2位のニュージーランドが、同1位のイングランドを34―31で下し、2大会連続6度目の優勝を果たした。両国の決勝対決は02、06、10、17年大会に続く5回目で、5回連続でブラックファーンズに軍配が上がった。
 満席の聖地イーデンパークで行われた頂上決戦は、序盤から波乱の展開となった。前半2分、ラインアウトを起点に左右に揺さぶってFBキルドゥンヌがトライを先取したイングランドは、同12分にはラインアウトモールで2トライ目。2大会ぶり3度目の優勝へ幸先のいいスタートを切ったかに見えたが、5分後に事態は暗転する。17分、WTBトンプソンがハイタックルによるレッドカードで一発退場。14人で残り63分間を戦う苦しい状況に追い込まれた。

 数的有利となったニュージーランドは、直後から反撃を開始。相手のパワープレーに手を焼きながらも3トライを返し、前半を19―26で折り返し。後半も開始直後にトライを奪うと、同9分には途中出場のプロップ、マレーのトライで、この試合初めての勝ち越し。その後、再び逆転を許すが、残り10分を切ったところでCTBフィッツパトリックの裏へのキックをFBホームズが獲得。ゴール前で途中出場のレティイイガと渡り、再逆転に成功した。

 終盤にはニュージーランドもシンビンで14人となったが、ホームの後押しを受け必死の防御。自陣5メートルラインで相手ボールラインアウトという大ピンチを迎えた後半ロスタイム、値千金のスチールに成功し(相手はノックオン)、歓喜の瞬間を迎えた。

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