織田信成、3247日ぶり現役復帰 フリー146・05点でV!4回転トーループ転倒も3回転半2度着氷

2022年11月12日 17:17

フィギュアスケート

織田信成、3247日ぶり現役復帰 フリー146・05点でV!4回転トーループ転倒も3回転半2度着氷
<フィギュアスケート 大阪府民スポーツ大会/特別国体派遣選手選考会>9年ぶりに現役復帰を果たした織田信成(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート大阪府民スポーツ大会/国体派遣選手選考会 ( 2022年11月12日    丸善インテック大阪プール )】 成年男子の競技が行われ、10年バンクーバー五輪フィギュアスケート男子日本代表で9年ぶりに現役復帰を果たした織田信成(35=大阪スケート倶楽部)が出場した。競技会に参加するのは、13年12月22日の全日本選手権の男子フリー以来、3247日ぶりとなった。
 フリーのみで争うこの日、濃紺の衣装に身を包み、映画「もののけ姫」の曲に乗って演技を披露。冒頭の4回転トーループで転倒するも、トリプルアクセル(3回転半)―3回転トーループの連続ジャンプなどは着氷。後半のトリプルアクセル―1オイラー―3回転サルコーも着氷し、146・05点で復帰戦を優勝で飾った。

 13年の全日本選手権後に引退を発表した織田は、今月1日に自身のYouTubeチャンネルで「国体予選に出ます、ということを伝えたかった」と現役復帰を報告。今年に入ってアイスショーに出演した際に「トリプルアクセルを跳ぶのがやっとな感じだった。35歳ってこんなもんか」と思ったという。その中で「このままじゃあかん」という感情が芽生え、トレーニングを継続するモチベーションとして大会に出場することを決意した。

 国体代表選手は、各ブロックの選手権大会、東日本選手権、西日本選手権、国体派遣選手選考会の成績および内容を考慮して大阪府スケート連盟のフィギュア部が内定する。その後、大阪府スケート連盟理事会の承認によって最終的に決定する。各クラスで出場枠は「2」となっている。

 今大会の成年男子は、織田のほかに嘉手納宙大(20=臨海フィギュアSC)、須本光希(21=関大)、友野一希(24=上野芝スケートクラブ)がエントリー。友野はGPシリーズNHK杯の出場に向けてのコンディション調整のため棄権し、須本も6分間練習の際に棄権が発表された。

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