【クイーンズ駅伝・1区】田中希実が区間2位、実業団駅伝デビューレースで力走

2022年11月27日 12:38

駅伝

【クイーンズ駅伝・1区】田中希実が区間2位、実業団駅伝デビューレースで力走
<クイーンズ駅伝>1区、走り出す豊田自動織機・田中(中央)ら出場選手たち(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝) ( 2022年11月27日    宮城県松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間、42・195キロ )】 クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)は27日、宮城県松島町文化観光交流館前―弘進ゴムアスリートパーク仙台の6区間、42・195キロで行われ、1区(7・6キロ)では、実業団駅伝デビューとなった東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(23=豊田自動織機)が力走を見せた。
 スタートとともに木村友香(28=資生堂)が飛び出し、田中と岡本春美(24=ヤマダホールディングス)が追いかける展開。岡本と競り合いながらペースをキープし、ラストスパートで岡本を引き離して2位で2区の小笠原安香(21)にタスキを渡した。

 今夏のオレゴン世界選手権では、果敢に800メートル、1500メートル、5000メートルの3種目に挑戦。26日の前日会見では「世界を見据えた取り組みをしてきて、そこを見過ぎて、足元がグチャグチャになっている。どこに向かっていけば分からない状態」と涙ながらに吐露。「もう一度、足元を固める意味で大事にしたい。感謝の気持ちや仲間のための思いを出していける駅伝にしたい。原点に返っていける駅伝になれば」と今大会に出場する意義を語っていた。

 ◇田中 希実(たなか・のぞみ)1999年(平11)9月4日生まれ、兵庫県小野市出身の23歳。市場小―小野南中を経て西脇工へ進み、3年連続で全国高校駅伝の1区を走る。同志社大では陸上部に入らず、当初はND28アスリートクラブで活動し、チーム解散後に豊田自動織機で活動。女子1000メートル、1500メートル、3000メートルの日本記録保持者。U20世界選手権3000メートル競走金メダリスト。2020年東京オリンピック1500メートルで8位入賞。愛称は「のん」。趣味は読書。1メートル53、41キロ。

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