幕下・川副が17番の申し合いで12勝5敗 初場所へ稽古十分 今年の目標「11月には新入幕」

2023年01月06日 19:23

相撲

幕下・川副が17番の申し合いで12勝5敗 初場所へ稽古十分 今年の目標「11月には新入幕」
向中野(左)と激しい申し合い稽古を繰り広げる川副(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕下・川副(23=宮城野部屋)が6日、東京都墨田区の同部屋で17番の申し合い稽古を行った。
 幕下と三段目上位の力士を相手に途中6連勝を含む12勝5敗。1メートル66、110キロの小兵ながら、自身より約70キロ重い幕下・向中野(20)や三段目・大谷(23)をもろ差しで一気に寄りきる力強さや出し投げのうまさも見せた。

 初場所(8日初日、東京・両国国技館)へ向けてかなり充実した稽古を積んできた。場所前の2週間は朝稽古に加えて夕方のトレーニングも欠かさず毎日“2部練”。申し合いの番数は多い日で50番近く取る日もあったという。学生時代にそれほどの番数をこなしたことはなかったそうで「ヤバいぐらい稽古しています。でも親方(宮城野親方=元横綱・白鵬)いわく、まだ足りないらしいです」とプロの稽古量の多さを感じていた。先場所よりも一回り体つきが大きくなっており、トレーニングの成果は目に見えて表れていた。

 幕下15枚目格付け出しで昨年の秋場所デビューしてから2場所連続勝ち越し、東幕下7枚目に番付を上げた。今場所は4歳年下の落合哲也(19)が同じ幕下15枚目格付け出しとしてデビューする。「力もあるしスピードもあるし相撲がうまい」と弟弟子を絶賛。「うまくいけば幕下優勝ありえますね」と言った直後に「優勝は自分ですけど」と笑い、全勝同士の同部屋優勝決定戦に期待を持たせた。

 少しずつ番付を上げ、関取の地位も徐々に見えてきた。今年の目標を問われると「幕内はいきたいですね」と回答。「十両を3場所で通過して11月には新入幕になりたい」と具体的なプランを示した。師匠が「小さい白鵬のよう」と表現するほどの素質を持つ元学生横綱。今年1年でどこまで番付を駆け上がるか、大いに期待される。

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