霧馬山が若隆景&若元春らに16勝3敗 無尽蔵のスタミナ発揮で次期大関候補のライバルを圧倒
2023年02月09日 15:59
相撲
この日から出稽古を開始。「久しぶりに体の調子がよかった。一生懸命稽古したのでよかったんじゃないですか」と充実の表情で振り返った。三役力士が2人もいる荒汐部屋は「押し相撲も四つ相撲もいて一番良い」と、出稽古先として重宝している。今後は高砂部屋や追手風部屋へ出向くことも検討しているという。「できればあちこち行きたい。出稽古に行くことで強くなる。できるだけやりたいですね」。いろいろな相手と積極的に稽古を重ねて実力をつけていく。
初場所は小結で11勝を挙げ、新関脇昇進が有力視される春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)では大関獲りの足固めに挑む。この1年、上位陣総当たりの幕内上位で6場所連続勝ち越しており実績は十分。「関脇に上がると、その上(の番付)が2つあるので、順番として次は大関に。自分の中でも楽しみ」と上を見据えた。
混戦の次期大関争いから一歩前に出た霧馬山。群雄割拠の4関脇4小結のうち初場所で勝ち越した若隆景、若元春、同じモンゴル出身の関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)らを「良いライバルだと思う」と意識している。「誰が(大関に)上がってくるか楽しみですね。みんな上がりたいと思いますよ」。一番先に混戦を抜け出し、大関へ歩みを進めることを誓った。