霧馬山が若隆景&若元春らに16勝3敗 無尽蔵のスタミナ発揮で次期大関候補のライバルを圧倒

2023年02月09日 15:59

相撲

霧馬山が若隆景&若元春らに16勝3敗 無尽蔵のスタミナ発揮で次期大関候補のライバルを圧倒
荒汐部屋へ出向き、若隆景(左)と申し合い稽古を行う霧馬山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の小結・霧馬山(26=陸奥部屋)が9日、東京都中央区の荒汐部屋へ出稽古し、関脇・若隆景(28)、小結・若元春(29)の兄弟三役と十両・荒篤山(28)を相手に計19番の申し合い稽古を行った。
 霧馬山は最初に土俵に入ってからいきなり9連勝するなど計16勝3敗と絶好調だった。若隆景に5勝2敗、若元春に6勝1敗。14番連続で取り続ける無尽蔵のスタミナと、まわしを取った時の力強さに加えて立ち合いから突き放して一気に前に出る強さも見せた。

 この日から出稽古を開始。「久しぶりに体の調子がよかった。一生懸命稽古したのでよかったんじゃないですか」と充実の表情で振り返った。三役力士が2人もいる荒汐部屋は「押し相撲も四つ相撲もいて一番良い」と、出稽古先として重宝している。今後は高砂部屋や追手風部屋へ出向くことも検討しているという。「できればあちこち行きたい。出稽古に行くことで強くなる。できるだけやりたいですね」。いろいろな相手と積極的に稽古を重ねて実力をつけていく。

 初場所は小結で11勝を挙げ、新関脇昇進が有力視される春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)では大関獲りの足固めに挑む。この1年、上位陣総当たりの幕内上位で6場所連続勝ち越しており実績は十分。「関脇に上がると、その上(の番付)が2つあるので、順番として次は大関に。自分の中でも楽しみ」と上を見据えた。

 混戦の次期大関争いから一歩前に出た霧馬山。群雄割拠の4関脇4小結のうち初場所で勝ち越した若隆景、若元春、同じモンゴル出身の関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)らを「良いライバルだと思う」と意識している。「誰が(大関に)上がってくるか楽しみですね。みんな上がりたいと思いますよ」。一番先に混戦を抜け出し、大関へ歩みを進めることを誓った。

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