B1新潟が元日本代表SGの川村卓也獲得へ
2023年02月09日 05:00
バスケット
岩手県出身で、盛岡南を卒業後にオーエスジー(現三遠)に入団。日本人離れした得点力を持ち、特に華麗なフォームから放たれる3点シュートはキャリアを通して精度が高い。リンク栃木(現宇都宮)に所属した08~12年シーズンには4季連続で得点王とベスト5のタイトルを獲得。BリーグとなってからはB1の横浜BCや三河などで活躍し、18~19年シーズンには日本出身選手2位となる1試合平均15・6得点をマーク。05年のアジア選手権や06年の世界選手権に出場するなど、日本代表経験も豊富で実績は申し分ない。
横浜BCに所属した16~19年シーズンには3季連続で残留プレーオフに進む苦境を味わったが、3度とも結果的に残留。この“残留請負人”ともいえる経験は、現在5勝31敗でB1最下位の24位に沈む新潟にとって、B2降格圏脱出を図る上で適任とも言える人材だ。
チームへの合流はリーグ戦中断期間の20日前後になるとみられる。B2西宮に所属した昨年5月8日の熊本戦を最後に公式戦からは9カ月以上遠ざかるが、過去の実績に秘められた可能性は十分。リーグ戦は残り24試合。ベテランシューターの腕に、今季の運命が託される。
◇川村 卓也(かわむら・たくや)1986年(昭61)4月24日生まれ、岩手県出身の36歳。盛岡南を卒業後の05年にオーエスジー入り。リンク栃木、現地域リーグの和歌山、三菱電機名古屋(現名古屋D)などでプレーした。Bリーグ発足以降は横浜BC、三河、西宮に所属。04年ジュニアアジア選手権、05、07、11年アジア選手権、05年世界選手権日本代表。1メートル93、90キロ。