新小結で勝ち越した若元春「自信持たなくても相撲は取れる」実力急上昇でも変わらず控えめ

2023年02月09日 16:51

相撲

新小結で勝ち越した若元春「自信持たなくても相撲は取れる」実力急上昇でも変わらず控えめ
出稽古に訪れた霧馬山(右)と申し合い稽古を行う若元春(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の小結・若元春(29)が9日、所属する東京都中央区の荒汐部屋で11番の申し合い稽古を行った。
 同部屋の関脇・若隆景(28)と十両・荒篤山(28)に加え、この日出稽古に訪れた小結・霧馬山(26=陸奥部屋)を相手に計3勝8敗。数日前の稽古で首と背中を少し痛めており「今日は特に背中が痛かった」と本調子ではなかった。同じ小結の霧馬山には1勝6敗と圧倒され「強いっすよ…圧力あってスピードもあるので、休みなく攻められると厳しいですね」と強さを認めた。それでも霧馬山の左下手を何度も切って攻めに転じていくなど、左四つの技術の高さは随所に示した。

 初場所は新小結で9勝を挙げ、見事に勝ち越した。次期大関候補に名乗りを上げる活躍ぶりにも「自信はないですよ」と相変わらず控えめ。「幕下の頃と気持ちはあまり変わらない。自信とか持たなくても相撲は取れるので」とマイペースを貫いている。

 「最近、本当に番付は意識しなくなった。自分の番付もそうですけど、相手の番付も意識しなくなってきました」。三役の自覚どころか「幕内という感覚もあまりない」と謙遜する裏には、そのような胸の内も。相手の番付を意識しないことで、上位陣にも臆することなく挑んでいった結果が新三役での勝ち越しにつながった。

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