【スケートボード・パーク世界選手権第2日 ( 2023年2月9日 アラブ首長国連邦シャルジャ )】
男子予選が行われ、東京五輪代表で昨年2月の北京冬季五輪スノーボード・ハーフパイプ(HP)で金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)は、19・96点にとどまり、敗退が決まった。6人が出場した男子日本勢は、75・33点をマークした永原悠路(太陽ホールディングス)が唯一、上位28人が進む10日の準々決勝進出を決めた。
平野は1月末に米コロラド州アスペンで行われた冬季Xゲームにスノーボードで出場後、わずか2週間で今大会に臨んだ。45秒間の試技2回のベストスコアで争う予選は、1回目、2回目ともに序盤のトリックで転倒。1回目は起き上がって試技を再開したが、得点を伸ばすことができず、無念の敗退となった。
大会は24年パリ五輪の予選対象大会第1戦を兼ねる。今回は国際連盟シードで出場した平野だが、第2戦以降は国内大会で出場権の獲得が必要となる見通し。今月24~26日には国際招待大会である冬季デューツアー(米コロラド州カッパーマウンテン)に参戦を予定しており、スケートボードの競技者として今後どんな方向性を示すのか、注目が集まる。