“キング”レブロン ジャバー超え史上最多3万8390得点「夢のようで不思議な気持ち」

2023年02月09日 02:30

バスケット

“キング”レブロン ジャバー超え史上最多3万8390得点「夢のようで不思議な気持ち」
<レーカーズ・サンダー>通算得点記録を塗り替えたレブロン・ジェームズ(AP) Photo By AP
 【NBA   レイカーズ130―133サンダー ( 2023年2月7日    ロサンゼルス )】 NBAレイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズ(38)が7日、サンダー戦で38点を挙げて通算得点を3万8390とし、史上最多記録を更新した。03年のデビューから1410試合目。第3クオーター(Q)残り10・9秒にジャンプシュートを決めて、1989年4月までプレーしたカリーム・アブドゥルジャバーの持つ3万8387点を34年ぶりに塗り替えた。
 歴史的瞬間が訪れた。第3Q残り10・9秒。ジェームズがフェードアウェーによるジャンプシュートを沈めると、本拠地のファンは総立ちとなった。セレモニーのため試合は一時中断。前記録保持者のアブドゥルジャバーさんや家族から祝福されると「通算得点で歴代1位になることは、目指してもいなかった。だからこそ夢のようで、不思議な気持ちだ」と目頭を押さえた。

 03年のNBAデビューから20年目のシーズン。キャリアの1試合平均得点は27・2点で、この試合を前に最多記録まで残り35点に迫っていた。歴史を見届けようと、本拠地にはマジック・ジョンソンさん、ジェームズ・ウォージーさんらレイカーズOBが駆けつけ、デンゼル・ワシントンら芸能界のセレブも集結。バイデン大統領からのビデオメッセージも寄せられ「多くの人はフックシュートかダンクで新記録を樹立してほしかったかもしれないが、フェードアウェーは自分の代表的なプレー。本当にクールだ」と満足げだった。

 身長2メートル6のスモールフォワード。アシスト能力も高いオールラウンダーで「キング」の愛称を持つ。会見で「自分を史上最高の選手と思うか」と問われると「もし自分がNBAチームのGMでドラフト1巡目の指名権を持っていたら、自分を指名する」と独特の言い回しで自信を見せた。先発し14得点を挙げた八村も立ち会った歴史的な一日。「キャリアを終えるまでに、凄いことをもっと成し遂げたい」。38歳のレジェンドはまだまだ走り続ける。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年02月09日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム