朝乃山が霧馬山、若隆景、若元春を圧倒14勝4敗「良い相撲取れた」三役と2年ぶりの実戦も圧力健在

2023年02月14日 15:28

相撲

朝乃山が霧馬山、若隆景、若元春を圧倒14勝4敗「良い相撲取れた」三役と2年ぶりの実戦も圧力健在
出稽古に訪れた若隆景(手前)らと申し合い稽古を行う朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の十両・朝乃山(28=高砂部屋)が14日、東京都墨田区の高砂部屋で26番の申し合い稽古を行った。
 この日は関脇・若隆景(28=荒汐部屋)、小結・若元春(29=荒汐部屋)、小結・霧馬山(26=陸奥部屋)、幕内・竜電(32=高田川部屋)、幕内・水戸龍(28=錦戸部屋)、十両・欧勝馬(25=鳴戸部屋)が出稽古に訪れ、関取計7人によるハイレベルな申し合い稽古が繰り広げられた。

 朝乃山は計26番取って20勝6敗。霧馬山、若隆景、若元春の三役3人には8連勝を含む14勝4敗と圧倒し、元大関の実力を十分に示した。「普段できない相手と稽古できたのでよかったです。楽しかったですし、良い相撲が何番か取れたと思います」と充実の表情で振り返った。稽古場を含め三役力士と肌を合わせるのは、大関だった21年夏場所以来約2年ぶり。「稽古前は正直怖かった。簡単に押されるんじゃないかと。前に出る相撲を取るという気持ちで挑みました」。心配をよそに前に出る圧力は群を抜いており、若隆景に4戦全勝、若元春に2戦全勝と圧倒的だった。

 霧馬山とは12番取って8勝4敗。自身の出場停止期間中に三役へ昇進して実力をつけた次期大関候補を「体が大きくなって力強い相撲が印象的。体幹が強くて組んで良し、離れて良し」と評価した。大関時代に5度対戦して3勝2敗(うち1勝は不戦勝)とやや苦手にしており「今日稽古できてよかった」と、実力を試すには十分な相手だった。

 関取復帰となった初場所は14勝を挙げて十両優勝。次は再入幕、そして今年の目標に掲げている三役復帰を目指していく。「体はよく動けていた。反応できていたのでよかった」と三役力士との稽古で手応え。春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けて一つ自信をつけ「もといた番付に再挑戦していきたい」と大関復帰への思いを改めて強めた。

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